持ち時間を削ってでも先手を取るか、それとも後手を受け入れて時間を温存するか――。「JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026」で導入される「先手番入札制度」が、棋士たちの戦略を根本から変えようとしている。中部トライキングスの監督・杉本昌隆八段(57)は、この新ルールを「より戦略が必要になってくる制度」と分析した。
本大会で採用される「先手番入札制度」は、対局開始前に持ち時間を「競り」にかけるシステムだ。提示した時間がそのまま対局時の持ち時間からマイナスされるため、勝負どころでの決断が求められる。杉本監督は「時間が大事なのか、先手後手が大事なのかという点を含め、非常にシビアな選択になる」と、フィッシャールールにおける時間管理の難しさを説く。
屋敷九段「先手番でスタートダッシュをかけたいという人は多いはず」
