将棋の藤井聡太名人(竜王、王位、棋王、王将、棋聖、23)に糸谷哲郎九段(37)が挑戦する第84期名人戦七番勝負第4局が5月16日、大阪府高槻市の「高槻城公園芸術文化劇場」で行われている。対局は正午になり、昼食休憩に入った。藤井名人のストレート防衛と自身初の4連覇がかかる注目の大一番は、雁木対矢倉の戦いへと進んでいる。
「将棋のまち」高槻市を舞台に行われている本局。先手番の藤井名人が雁木、後手の糸谷九段が矢倉に構える展開となった。序盤からお互いに工夫を凝らした指し回しを見せ、早い段階で公式戦の前例がない未知の局面へと突入。背水の陣でこの一戦に臨む糸谷九段が、得意の力戦調に持ち込んで盤面を複雑化させようとする意図がうかがえる進行となっている。
昼食休憩を前に、盤上には早くも緊迫した空気が漂い始めた。後手の糸谷九段がピタリと手を止め、そのまま1時間30分を超える長考に沈んだまま休憩時間を迎えた。糸谷九段といえば、将棋界屈指の「早見え早指し」として知られる存在。それだけに、ABEMAで解説を務めていた伊藤真吾六段(44)は「糸谷さんですか!?本当に。(この長考は)ペース崩してますよ」と驚きを隠せない様子で語り、視聴者からも今後の展開に注目が集まっている。
持ち時間各9時間の2日制で行われる名人戦。初日の早い段階から未知の局面で持ち時間を削り合う展開となり、午後からの本格的な戦いの始まりに期待が高まっている。対局は午後1時に再開される。
藤井名人、糸谷区団が注文した昼食メニュー




