しかし、寺井のギャンブラーとしての本領が発揮されるのはここからだった。見取り図・盛山晋太郎が、資金が尽きた後の寺井のあり得ない行動を暴露した。「この人お金なくなるでしょ。金を借りるんですよ、仲間たちに。ひどいのがね、動画回しながら『お金貸してください』って言うんですよ」。
カメラを回した状態で仲間たちに無心するという、あまりになりふり構わない手法。これにはクズ芸人・岡野陽一も「エンタメにしてるんだ!」と驚き、盛山は「相手が断れない状況を作って金借りまくってんねん」と、その計算高い手口を非難した。これに対し森田は「売れる前のヒコロヒーがやってたやつ」と例え 、岡野も「やってた!金借りチャンネル」と激しく同意してスタジオは大爆笑となった。
盛山から「ホンマは(日直)島田さんは、ペロじゃなくて寺井を叩かなあかん」と詰め寄られると、寺井は即座に「大変申し訳ございませんでした!」と深々と頭を下げた。さらに、横にいた妻のペロリナまで「申し訳ございません!」と揃って謝罪。この息の合った素早い対応に、岡野からは「慣れてるな~」と感心の声が漏れ、盛山からは「価値ゼロの謝罪。妻にまで頭下げさせて」と冷ややかなツッコミを浴びていた。
借金というネガティブな状況すらカメラの力で強引にエンタメ化し、最後は夫婦揃っての高速謝罪で煙に巻くという、寺井一択の破天荒すぎる生き様。パチ演者としてのしたたかさと、それを容赦なく剥ぎ取る芸人陣のキレのある掛け合いが、生々しくも極上の笑いを生み出した瞬間だった。
(ABEMA/「パーラーカチ盛りABEMA店」より)

