ウジンは、現在はお洒落な街・聖水洞(ソンスドン)でスペイン料理店を経営している。かつては公務員試験に高成績で合格したものの、好きなことを仕事にしたいという一心でソウルへ上京したという異色の経歴を持つ大人気イケメンシェフの登場に、スタジオも大きな歓声に包まれた。
そんなウジンの元カノは、デザイン会社に勤務するジヨン。二人の交際期間は2024年3月30日から2025年3月17日までの約1年間。出会いは、ジヨンが客として訪れた店にウジンがスタッフとして働いていたことだった。
ジヨンは当時を振り返り、「その日初めて見た彼は、すごくタイプで一気に惹かれました。『何か行動しなければ後悔する』と思い、付箋に自分の名前と番号を書いて、彼の手に貼り付けて店を出ました」と、映画さながらのアプローチを告白。ウジンも「時々お客さんにSNSを聞かれたけど教えたことはなかった。でも、彼女は僕の好みの顔でした」と明かし、お互いに一目惚れだったという。
デザイン会社勤務で土日休みのジヨンと、週末が最も忙しい飲食店経営のウジン。生活リズムが全く違う二人だったが、週に1〜2回、寝る間も惜しんで体力を削りながら会う時間は特別で、愛情は深まるばかりだった。
インタビュー中、ジヨンはウジンへの感謝を語るうちに堪えきれず涙を流した。実はジヨンは去年、父親を亡くすという大きな悲しみに見舞われていた。「すごくつらかった頃のある日、寝るのが怖くて嫌だったんです。彼に『今日は寝たくないし、電気も消したくない』と言ったら、次の日仕事なのに『一日中何か面白いものを見て、一緒に笑っていよう』と言ってくれました。会社に復帰する日も、私が普段通り話せる自信がなくて昼食を抜こうとしたら、彼は帰ったと思ってたのに『下で待ってるから』と支えてくれました。彼のおかげで、早く立ち直れた気がします」と、人生で最も苦しかった時期をウジンが全力で支えてくれたことを明かした。
しかし、そんな二人の関係にも、ウジンが今年の初め頃から自身の店を出す準備を始めたことで変化が訪れる。
開店準備に追われて完全に余裕をなくしたウジンは、連絡や会う頻度が激減。ジヨンは「彼の時間の使い方が本当に変わりました。1日に1回電話してたのも、ある時からなくなりました」と寂しさを募らせていった。些細な衝突が増える中、休日に当然会えると思っていたジヨンに対し、ウジンから「なんで君は僕の休みが当然君のものだと思うんだ? 僕の休みは僕のものだ」ときつい言葉を放たれたことで、ジヨンの心は「気持ちが離れたのでは」という不安に支配されていく。
ウジンは当時を振り返り、「僕は『理解してくれ、分かってくれ』と。彼女は『忙しいのは分かるけど私のことも考えて』と平行線でした。僕は歩み寄ろうとはしませんでした」と、自身の頑なだった態度を深く反省していた。
一度は話し合って仲直りをしたものの、心に残った寂しさが消えなかったジヨンは「顔を見たら泣きそうで別れを告げられない」と電話で別れを伝えて1年間の恋にピリオドを打った。胸にしこりを残したまま離ればなれになっていた二人だったが、今回の再会を通じ、ジヨンは「あんな別れ方をしてごめんねと言いたかった。これからはお互い正直に、自由にやろう」と涙を拭い、前を向く姿を見せていた。
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