将棋の第11期叡王戦五番勝負第4局が、大阪府泉佐野市の「犬鳴山温泉」で開始した。タイトル保持者の伊藤匠叡王(王座、23)が防衛を果たし3連覇を決めるか、挑戦者の斎藤慎太郎八段(33)が前局に続く連勝で2期連続のフルセットへと持ち込むか。シリーズのゆくえを大きく左右する大一番が幕を開けた。
今期の叡王戦五番勝負は、伊藤叡王が開幕から圧倒的な強さを見せて2連勝を飾り、早々に防衛に王手をかけた。しかし、後がない状況に追い込まれた斎藤八段が第3局で意地の反撃を見せて貴重な1勝を返し、対戦成績を伊藤叡王の2勝1敗として本局を迎えている。伊藤叡王がタイトルホルダーの貫禄を示して一気に決着をつけるのか、それとも勢いを取り戻した斎藤八段が連勝し、前期に続く最終第5局へと望みをつなぐのか。両者の気迫がぶつかり合う激戦が予想される。
注目の決戦の舞台となる「犬鳴山温泉」は、大阪府泉佐野市に位置する府内で唯一の温泉郷だ。古くから修験道の修行地としても知られ、“空海ゆかりの秘境”とも呼ばれている。一歩足を踏み入れれば、そこには街の雑踏を忘れさせる神秘的な世界が広がっており、両対局者が静寂の中で盤上に没頭し、極限の集中力で最高の一手を追求するには、これ以上ない絶好の環境となっている。
大自然の神秘と静寂に包まれたこの秘境で、果たして勝利の女神はどちらに微笑むのか。持ち時間は各4時間、本局の先手番は斎藤八段。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





