テニスの「全仏オープン」は5月28日(日本時間29日)、男子シングルス2回戦が行われ、第1シードの世界ランク1位のヤニック・シナーが登場した。アルゼンチンのJ・セルンドロと対戦し、6-3、6-2、5-7、1-6、1-6のフルセットの末に大逆転負けを喫する大波乱が起きた。今大会の大本命と目されていた絶対王者が、予期せぬ形でパリの赤土を早期に去ることとなった。
試合は中盤まで、完全に第1シードのペースで進んでいた。シナーは第1、第2セットで順調に計3度のブレークを奪い、あっさりと2セットを連取。続く第3セットでもゲームカウント5-1と大きくリードし、ストレート勝ちは目前に迫っていた。しかし、ここからコート上の空気が一変する。体調不良に見舞われたのか、シナーの足取りは突如として重くなり、本来のキレのある動きが完全に影を潜めてしまう。そこから息を吹き返したセルンドロの猛攻を止めることができず、信じられない形で一気に3セットを連取される痛恨の逆転負けを喫した。
「今は少し休憩が必要だよ」
