「早くいなくなりたい。生きてるのが疲れる」
一方で、金子の私生活には深い孤独と、独特の死生観が漂っている。都内の3LDKのメゾネットマンションで一人暮らしを送り、室内には300万円ほどのジャケットやダウンなど、約2000着の服が整然と並ぶ。長年パートナーはおらず、結婚についても極めて冷ややかな視線を持つ。
「結婚に関しては、幸せな人を見たことがない。ChatGPTで調べても3分の1は離婚している時代。神父さんの前で『病める時も健やかなる時も一緒にいることを誓いますか』と一生の愛を誓うのに別れるのは、俺からすれば全員嘘つき。そんな正義は今の時代いらない。子どもは欲しいと思うこともあるが、心がすさんでいるから全然前向きになれない」と吐露する。
密着の最後、カメラに向かって金子は驚きの本音を漏らした。「俺自身的には、早くいなくなりたい。生きてるのが疲れる。眠い、だるい、腰が痛い、仕事の大変さやプレッシャーを考えると辛い。楽しいことなんて一瞬で、それ以外は楽しくないことの方が9割だと思う。長生きはしたくない」と語り、生きることへの疲れを滲ませた。
現在49歳。華やかな世界と過酷な現実の双方を見てきた金子は、これからの人生を静かに見据えている。「不安しかない、生きていて。でももう50歳だから、健康寿命で言ったら一番楽しいライフスタイルはあと10年だと思っている。この10年をどう満足して生きられるかで、その先になった時に『今まで良い人生だったな』と思いながら過ごせるかが決まる。だから俺の中で、この10年はすごく大事。一生懸命頑張るしかない。不安をなくすことをやっていきたい」と前を見つめる。
最後に、引退が囁かれている俳優業について尋ねると、「俳優って引退するもんじゃない。野球やサッカーのようにスキルが落ちていくというよりは感性だから。50を過ぎてからの時の方がもしお芝居とかあったら面白いなと思う」と語り、これからの表現者としての可能性に含みを持たせた。
(『ABEMA NEWS』より)
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