その落ち着きぶりには、盤外で見守る棋士たちも目を丸くした。横浜の控え室では、斎藤明日斗六段(27)が「心拍数すごいな…」とその低すぎる心拍数にびっくり。一方、九州控え室でも、永瀬拓矢九段(33)がモニターを見つめながら「心拍上がらないなー(笑)」と、顔色一つ変えずに強敵に立ち向かう23歳二冠王の精神力に感嘆の声をあげていた。
ABEMAの視聴者もこの異常なまでの冷静沈着さに反応。「これがトップ棋士の心拍数か」「たっくん心拍ぶれねーな」「イトタク心臓に毛が生えてる」「匠ほぼ安静時心拍じゃね」と、まさに本物のポーカーフェイスを体現する伊藤二冠のメンタルに感嘆するコメントが多数寄せられた。
対局は、先手の深浦九段が優勢に立ち、激しい攻めで勝利目前まで迫る展開に。伊藤二冠も土壇場で凄まじい粘りを見せ、あわや逆転かとも思われる緊迫の終盤戦となったが、最後は深浦九段がベテランの勝負術で寄せきり、伊藤二冠が静かに投了を告げた。敗れはしたものの、盤上でいかなる「危機」や「時間切迫」に直面しても乱れない伊藤二冠の“鉄の心臓”は、見る者に強烈なインパクトを残した。
◆JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026 超早指しの『ABEMAトーナメント』と『地域対抗戦』が融合した新シリーズ。全国を6つの地域ブロックに分け全8チームによって競う団体戦。各チームは監督1名とドラフト会議で指名された棋士4名の計5名で構成される。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出。試合は5本先取の9本勝負で、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。今大会より「先手番入札制度」を採用。対局開始前に持ち時間を「競り」にかけ、提示した時間がそのまま対局時の持ち時間からマイナスされる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)


