この一戦は、現王者レミー・パラの負傷欠場によりK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級タイトルマッチが中止となったことを受けて組まれたカード。スピーディーな打撃を武器とするサウスポー同士の激突となった。群馬県出身で空手をバックボーンに持つ26歳の横山は、「瞬速の弾丸レフティ」の異名を持ち、破壊力抜群の左のパンチに定評がある。対する22歳の松山は「光速の天才児」と呼ばれ、圧倒的なハンドスピードから繰り出される鋭い打撃を得意としている。
試合はゴング直後に大きく動く。開始からわずか10秒、横山の左フックが松山の顔面を的確に捉え、松山は尻餅をつくように後ろへ転倒。いきなりのダウンに会場は大きなどよめきに包まれた。
立ち上がった松山と横山は、そこから一歩も引かない激しい打ち合いを展開する。そして迎えた2分過ぎ、両者の打撃が交錯する中、横山の放った強烈な左ストレートが松山のアゴを強烈に打ち抜いた。意識を刈り取られたかのように、松山の身体はぐらりと揺れ、前のめりにうつ伏せで崩れ落ちた。
勝負が決した瞬間、実況は「これは起き上がれないか」「1ラウンドKO決着!」と大興奮。解説を務めた魔裟斗は、うつ伏せに崩れ落ちた松山のダメージの大きさに触れ、「これは効いた!身体が痺れてる」と横山のパンチの威力に驚嘆。ファンからも「空手えぐい」「凄い倒れ方」「痙攣してる」「こんなダウンあるのかよ」といった反響が相次いだ。
試合後、暫定王者となるもベルトをあえて腰に巻かなかった横山がマイクを握る。横山は急遽ながら試合を受けてくれた松山に感謝を述べると、昨年5月に第6代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座決定トーナメント決勝で敗れたレミー・パラに「絶対ぶっ飛ばすからな」と改めて宣戦布告。ファンの前で力強くリベンジを誓った。
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