
家計の味方「サバ」がピンチを迎えています。そんななか、食卓を救うかもしれない魚を発見しました。一体、どんな魚なのでしょうか。
“サバショック”もはや高級魚に
海鮮丼を彩るマグロ、その横で存在感を放つのは青魚の代表格、サバです。千葉県の銚子漁港で水揚げされた新鮮なサバをタレに漬けて、豪快に乗せていきます。
お目当てのサバに、お客さんが舌鼓を打ちます。
60代
「とっても甘くておいしい。脂も乗っている」
サバの半身をぜいたくに使ったサバ寿司もありました。
マサバは、最も脂が乗っているのが秋から冬にかけてですが、産卵期を終えた初夏は、あっさりとした味わいを楽しめるといいます。
ところが今、国産のサバに危機が訪れています。
銚子旬処 魚華 山崎均店主
「年々漁獲量が少なくなってきて、30~40年前に比べたら、漁獲量が10分の1、50分の1になっている。今サバがとれない」
サバ類の漁獲量は減少傾向にあり、ここ10年で半減しているのです。
山崎店主
「価格は上がっている。2倍になっている。約10年前から」
国内産も海外産も危機
全国一の水揚げ量を誇る銚子漁港では、近年イワシは豊漁ですが、年々サバの漁獲量は減っていて、価格が高騰しています。
国産のサバがピンチのなか、市内の水産加工会社では、さらなる危機が。
工場では、しめサバや塩サバなどの加工品を作っています。そのうち9割がノルウェーなど、ヨーロッパ産です。
飯田商店 飯田安敏社長
「去年に比べて、原料の価格が2倍。原料が2倍なので製品の価格も2倍に。かつてない。今まで35年で初めて」
輸入サバの価格は、長らく1キロ200円台で推移していたのが、今年は800円近くにまで上昇しています。
国内産も海外産も危機が続く、いわば“サバショック”。ノルウェー産のサバを販売する鮮魚専門店に海外産が高騰している理由を聞きました。
角上魚類 草加店 中村慶店長
「サバは今年から来年にかけて、資源保護のために漁獲制限がかかる。現状、値上がりが始まり高い魚になりつつある。一気に“高級魚”に」
食卓を救う?アノ魚に脚光
この苦境の中、サバに代わる魚が注目されています。サバのようにも見える、この魚は?
関東などで展開するチェーン店では、「ノルウェー産ニシン」の試食販売を行っています。塩ニシン…お味はいかがですか?
50代
「おいしい。脂も乗っている。香ばしかった、柔らかくて。ニシンは骨がいっぱいあるイメージだったが、全然なくて。こんなにすんなり食べられるのかと。おいしかった」
ノルウェー水産協議会のメンバーを招いて、ニシンを大々的にアピールしています。
中村店長
「比較的、とれる量が安定していて青魚に近い。使用しているニシンは肉厚、脂がしっかり乗ったものを選別して、骨も気にならない状態に加工している。おいしい魚かと思う」
ノルウェー産ニシンは、半身2枚入りで400円です。「安くておいしい」と好評です。
(2026年6月2日放送分より)
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