
台風6号は、3日にかけて、近畿、東海、関東の沿岸部を進む見通しで、東京など都市部でも影響が出る可能性があります。

高知県は、大雨のピークを迎えています。
午後9時前には、高知県の中部と西部、そして、徳島県北部で、3時間以内に線状降水帯が発生する恐れがある直前情報が発表されました。

北上を続ける台風6号は、3日、紀伊半島に上陸する恐れがあります。
和歌山県田辺市は、午後6時、全域に警戒レベル4の避難指示を発令しました。
宮崎では一時『レベル4氾濫危険警報』
2日の日中は、雨風の中心は鹿児島県や宮崎県。鹿児島市は、全域の約13万世帯に、一時、警戒レベル4の避難指示を発令。最大瞬間風速は、25.5メートルを記録しました。

台風のさなかにも、病院への送迎を必要とする患者もいます。

介護タクシー運転手
「朝は、そんなに強くなかったけど、雨風すごく強くてびっくり。(Q.急でした)急でしたね。送迎の車も揺れていたので、運行は難しいですね」
宮崎市は、市内全域の約20万世帯に、一時、避難指示を発令しました。
『レベル3土砂災害警報』が発表されていたなか、各所で道路への倒木が発生しました。

午後になると、さらに雨脚が強くなり、日南市酒谷では、半日の雨量が268.5ミリに達しています。6月の観測史上最大です。

広渡川水系広渡川をとらえた映像では、わずか3時間で、どんどん水位が上昇していく様子がわかります。

気象庁は、午後3時10分、新しい警報が運用されて、初めて、危険な場所から全員避難とする『レベル4氾濫危険警報』を発表しました。これを受けて、日南市は、5623世帯9796人に避難指示を発令しました。

台風接近前から“波と風”停電も
気象庁は2日、四国の梅雨入りを発表しました。

台風の影響で、梅雨前線の周辺でも雨雲が発達し、東海までの広い範囲に線状降水帯が発生する恐れがあると発表されています。
高知県でも非常に激しい雨となりました。
中土佐町にある久礼漁港。太平洋に面するこの港は、400年以上続く、カツオの一本釣り漁で知られます。2日朝も、旬の初ガツオ、4.7トンが水揚げされました。

近くで鮮魚店を営む田中隆博さん。2日は、仕入れを半分ほどに抑えました。

田中鮮魚店 田中隆博社長
「お客さんは、ほとんど午前中に買い物に来て、午後は完全に強風になってくるので。高知県は、4月から始まって、4~6月が初ガツオの最盛期。ほんのり脂が出てきて、4月と味が変わって、おいしい時期に入っている。変な話、カツオと台風は、高知はセットみたいなもの。『1~2日、台風で』というのはしょうがないんだけど、『一気に早く行ってくれ』みたいな」
漁から戻った船を岸につなぎ、備えを、急ピッチで進めます。

一本釣り漁師
「(Q.どういったところを警戒)風と波がえらく来ている。まだ波ないけどね、これから波が高くなる」
高知県内では、ライフラインに障害も起こりました。
四万十町では、一時、1700戸以上で停電が発生しました。
近くの木が倒れて、電線を巻き込んだ影響で、自宅が停電した人。

自宅が停電した人
「(Q.何時ごろから停電)ご飯、食べてたから、12時15分か20分ごろから。日が長いから、いまは構わないけど、夜に、お風呂も入りたい、シャワーも浴びられない。(Q.今晩にかけて台風が近づくが)やっぱり不安です。明るかったら、逃げることもできるけど、真っ暗だと逃げることもできない」
台風6号 けが人は16人に
消防などによりますと、沖縄県と鹿児島県で、あわせて16人がけがをしました。
また、伊江村で停電対応にあたっていた沖縄電力の関連会社に勤める社員2人が、感電したことが明らかになりました。30代の男性が意識不明の重体になっています。

災害級の大雨への厳重な警戒が、各地で続いています。
