
安定的な皇位継承をめぐり、衆参両院の議長・副議長が会談しました。4人が顔を合わせるのは約1週間ぶりです。
方向性は一致も…“皇族数確保” 議長案まとまらず 週内に再協議へ

政府の有識者会議がまとめた女性皇族が結婚後も皇族の身分を保つ案と、旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎える案について、約1時間協議しました。
見据えるのは、この2案を踏まえた、いまの国会での皇室典範の改正です。

自民党 高市早苗総裁(4月)
「現行制度のもとでは、皇族数の減少が避けがたいということを踏まえると、皇族数の確保を図ることが喫緊の課題であり、皇室典範の改正が急がれます」
4人は、方向性は一致したものの、結論には至りませんでした。

女性皇族が結婚後も皇族の身分を保つ案については、そのこと自体に目立った異論はありません。ただ、夫や子の身分をどうするかについては、意見が割れています。

中道改革連合 小川淳也代表(先月)
「党内には、比較的、配偶者や子にも皇族としての身分を求める、認める考え方が、一定ある感触を持っている」
中道は、将来の状況に応じて、夫や子にも皇族の身分を付与できる道を残しておく必要があると考えています。
一方で、必要はないというのが自民党の主張。

女性皇族の子も皇族とした場合、皇位継承権を与える議論につながることも考えられるからです。
それは、父方が天皇の血を引く男系天皇ではなく、母方のみが天皇の血を引く女系天皇を容認することと一体的な議論です。

自民党 高市早苗総裁(4月)
「日本の歴史を貫く支柱が天皇です。その際、126代にわたって、男系で皇統が継承されてきた。世界でも比類がない歴史的事実こそが、天皇の権威と正統性の源だと考えています」
また、旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎える案についても、根強い慎重論が出ています。

衆参両院の議長・副議長の4人は、週内にも改めて協議し、考えがまとまり次第、与野党の代表が集まる全体会議に示すことにしています。
