試合開始から“数秒”で飛び出したボディに突き刺さるバックスピンキックで相手はいきなり失速。直後、容赦ないヒザで51秒の秒殺KO。解説席の空手世界王者が「背中が"くの字"になった時点で効いた」と称賛した“一撃”の威力。フィニッシュ場面のリプレーを見た実況は「最後、顔面にもヒザが」と驚きの声をあげた。
5月31日に後楽園ホールで開催された「K-1 REVENGE」で、池田幸司(ReBORN経堂)と藤田和希(K-1ジム目黒TEAM TIGER)が対戦。3連敗から再起の池田が開始から猛攻で2ダウン。わずか51秒でKO勝ちを収めた。
池田は昨年、K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級絶対王者の金子晃大とのノンタイトル戦で勝利する番狂わせで一躍タイトル戦線の主役に踊り出るも、再戦となったタイトル戦に敗戦。その後は大鹿統毅、橋本楓汰と相次いで敗れてまさかの3連敗と絶不調。一方の藤田は、池田と5年前に対戦した際はKO負け、前回の内田竜斗戦に勝利し再浮上を狙う。両選手にとって大会タイトルの"リベンジ"に相応しい一戦となった。
ゴングとともに池田はテンポよく連続の左ミドル、距離を潰しにかかる藤田に左右のジャブから、狭い距離感で後ろ回し蹴り。この一撃で藤田は一瞬動きが止まり後退。さらに防戦一方となる。池田は再度ボディ狙いの三日月蹴りを突き刺すと「効いた」「スピードがあるな」とファンから声があがる。攻撃の手を緩めない池田は強烈な左ヒザでダウンを先取。波状攻撃に藤田はくの字に折れたまま悶絶すると「テンカオだ」「これは危ないな」の声。
この時点で藤田のダメージは限界を超えていたか、何とか立ち上がり試合再開に臨むも左ミドルからヒザ蹴りを追加されて力なくゴングを聞いた。
わずか51秒で決した試合だが、ゲスト解説の空手世界王者の福地勇人は"序盤に池田が放ったスピンキックが試合を決めた"と空手家目線の指摘。「ボディへの後ろ蹴りで背中がくの字になった時点で効いた」の言葉のとおり藤田はこの蹴りで失速しその後はワンサイドだった。
解説席の石井和義K-1アドバイザーは「(回し蹴りの)感触があったからボディに行った、(あのヒザは)ガードの上からでも効く」とその後の池田の執拗な"ボディいじめ"を評価。フィニッシュシーンのスローリプレイでは、ボディへのダメージ蓄積で藤田がミドルで体勢が崩れ顔面にヒザまで入る大惨事に「顔にもヒザ入っちゃったな」「(最後は)嫌倒れだった」「実力差があった」などのリアクションが並んだ。
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