盤上では激しい火花を散らす同世代のライバルも、盤を離れれば息ぴったりの名コンビだ。将棋の早指し団体戦『JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026』で中国・四国ナヴィセトスのチームメイトとなった、吉池隆真四段(21)と藤本渚七段(20)。公式戦でのバチバチの戦いとは打って変わり、大会に向けた舞台裏では2人の仲の良さが溢れる軽快なトークが繰り広げられた。
1学年差で普段から頻繁に練習将棋を指す間柄の2人だが、今大会に向けてもすでに8戦の練習対局をこなし、結果は4勝4敗の全くの互角。新たなレギュレーションとなり、「正直めっちゃ強いですよね」と周りのチームに警戒したが、藤本七段は「もし自分にフィッシャールールの適性があるなら、吉池さんにもある」と返しつつ、「まあまあ自分がアレでも(チームメイトが勝つから)なんとかなってしまう」と強気にニヤリ。
吉池四段が「全勝で優勝にいきたいですね」と意気込むと、今度は藤本七段が「ええ、ちょっと雁木とはなんたるかを勉強させていただきます」と、吉池四段が新たに習得した戦法をイジるような盤外戦を仕掛け、すかさず「え、ちょっと勘弁してくださいよ、待って待って」とタジタジになる場面も。若手らしい絶妙な掛け合いに、ファンも思わずほっこりすること間違いなしだ。
「感情が揺れ動くような将棋を見せて、勝利という面でも貢献していきたい」
