東出昌大、温泉で戦場カメラマン・渡部陽一らと対談「日本は夢の国、奇跡の国。でも一方で…」

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「僕が紛争地から日本に帰国したとき、いつも感じること。それは、日本は夢の国です。自由である、選べる、やりたいことを自由にできる。奇跡の国ですね」

 世界100カ国以上の紛争地で命の最前線を目撃してきた渡部だからこそ、日本の平和は「奇跡」に映る。その言葉に深く頷きつつも、東出は「日本は恵まれていると常々思う。でも一方で、自殺者が2万人と聞くと、何に(絶望しているのか)?と思いますね」と、豊かな国が抱える歪みを投げかけた。

 これに対し、現代社会の荒波を乗りこなしてきた箕輪は「やっぱ、悩みを自分で作り出しますよね。これで満足って思うのが1番難しくて、上を目指したら絶対自分より上はいるし、ここでいいやって思うと焦る」と、都会を生きる現代人の足元の揺らぎを分析した。

 さらに渡部は、諸外国の人々が「集団の輪郭」を作ってお互いに分け合い、寛容に暮らしている特徴を挙げ、個に分断されがちな日本の生きづらさに言及。かつて世間からの激しい批判に晒され、孤独を知る東出と箕輪の心にも、その「寛容」という言葉は静かに染み渡るようだった。

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