“悪童”対決でネリが、カシメロを相手に初回から3ダウンを喫するなど、終わってみれば計6ダウン、予想外の4ラウンド42秒TKO負け。またも計量オーバーで波紋を呼んだ男は、終始劣勢の中、再三「ダウンじゃない」アピール。4ラウンドの決着直前には「効いてない」「かかってこい!」アピールを見せるも、カシメロの冴えわたった左フックでマットに沈むとマウスピースを吐き出し“お手上げ”の放心状態。一方、キレキレだったカシメロは”してやったり“顔でネリを挑発してみせた。
6月6日、愛知県国際展示場で行われた「3150FIGHT 10」。元世界3階級制覇王者ジョンリエル・カシメロ(37・フィリピン)と元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ(31・メキシコ)の”悪童vs悪童”の対決は、4ラウンド全てでカシメロがネリからダウンを奪う前代未聞の展開に。最終4ラウンドでは6度目のダウンを喫した終始強気だったネリが、諦めムードでマットに沈められた。
当初、56.25キロ契約の試合だったが、前日計量ではネリが1.45キロの超過。当日計量の戻しで罰金は回避したものの、悪童対決は試合開始前から不穏な展開となった。
試合は1ラウンドから目を疑う光景が繰り広げられる。ネリに対して計量一発クリアで序盤からキレキレの動きを見せたカシメロの独壇場だ。開始わずか30秒でワンツーから左のフックでダウンを先制。ネリの反撃が空を切るのに対して、距離感も制したカシメロは「届かないぞ」とニヤつきながらボディ、左を打ち込んで90秒で2度目のダウン。調整失敗の相手に向かって「どうだ」と感情を爆発させる。
初回から予想外のダウンラッシュ 会場のボルテージは上がりっぱなし
