新宿に「買える化石博物館」登場 ティラノサウルスやアンモナイト…本物の恐竜の歯も販売

新宿に「買える化石博物館」登場 ティラノサウルスやアンモナイト…本物の恐竜の歯も販売
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 6月、新宿にオープンした珍しいコンセプトのお店を徹底調査しました。恐竜の歯から、宝石のように輝くアンモナイト、さらに古代の生き物の痕跡まで…時を超えて残された本物の化石には、思わず足を止めてしまう魅力がありました。

【画像】虹色にキラキラ!時を超えて宝石になった化石

100万円超ティラノサウルスの歯

買える化石博物館TOKYO ダイナソー鈴木さん
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 案内してくれるのは、買える化石博物館TOKYOのダイナソー鈴木さん。鈴木さんは、毎年、自ら海外へ赴き化石を仕入れるプロフェッショナルです。店頭の化石はすべて、その確かな目で厳選した本物です。

鈴木さん
「こちらは、買える化石博物館と申しまして、実際にお店にあるすべての化石を購入していただけるお店となっています」

佐藤ちひろアナウンサー
「え!化石を買えるんですか!?」

ティラノサウルスの歯
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 例えば、誰もが知る“陸上の絶対王者”の化石です。

鈴木さん
「皆さんご存知のティラノサウルスの歯です」

佐藤アナ
「ティラノサウルスの歯ですか!なんだか先っぽの方に、さらにトゲトゲみたいなのが残っているんですか!」

セレーションとは
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鈴木さん
「これはセレーションといって、ステーキナイフのようなギザギザなんですけど、肉を断ち切るようなものです」

 約6600万年前の生態系の頂点。強靭なアゴと鋭い歯で、大型の草食恐竜を次々と捕食していた絶対王者です。当時の鋭さが、そのまま残る最強の武器。最高峰のコレクションの気になる値段は、すべて100万円以上です。

ティラノサウルスの全身化石
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 驚きの金額ですが、2020年にニューヨークで落札された全身化石は、恐竜の化石として史上最高額の約34億円でした。そう考えると、この本物の歯が100万円超えだとしても、むしろ破格と言えるのです。そんな手の届かない高額なものばかりかと思いきや…。

アンモナイトの化石
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「これはアンモナイトを半分にカットしてパカっと開いているようなものになります」

佐藤アナ
「ちなみに、こちらはおいくらくらい?」

鈴木さん
「こちらは数千円から」

佐藤アナ
「え!意外とお求めやすい価格なんですね!」

 誰もが知るあの恐竜から、驚きのレア化石まで。運命の価格は、ぜひお店でチェックしてください。

奇跡の虹色化石

 同じアンモナイトでも、時を超えて宝石になった化石があります。

佐藤アナ
「すごい虹色にキラキラしていますけど、これも化石なんですか?」

アンモライト
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鈴木さん
「そうです、化石であり宝石なんですけど『アンモライト』と言います」

佐藤アナ
「アンモライト?アンモナイトと、なんだか似ていますね」

鈴木さん
「そうですね、これも実はアンモナイトなんですけど、奇跡的な条件によって、こういうような発色が生まれることがあります」

アンモナイトとは
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 かつて深海を広く泳ぎ回っていたアンモナイト。頑丈な殻で身を守り、触手を器用に伸ばして、小さなエビやカニなどを捕まえて食べていました。

 海の主役だったアンモナイトが放つこの輝きの正体は、真珠やサンゴの主成分・アラゴナイトです。カナダの限られた地層に積もった火山灰が殻を密閉し、大地の熱と圧力が数千万年かけて極上の宝石へと姿を変えました。

佐藤アナ
「化石化したアンモナイト、中身はどうなっているんですか?」

鈴木さん
「これがマダガスカルで取れたアンモナイトになります」

時間をかけて「天然の鉱物」へ
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 実は、身が消滅した殻の空洞へミネラルを含む地下水が進入し、時間をかけて「天然の鉱物」へと置き換わっているのです。

佐藤アナ
「こういった外側が宝石だったり、中身が鉱物だったり、本当に歴史がぎゅっと詰まった奇跡の芸術作品ですね」

化石が語る進化の物語

 クジラの祖先は最強の肉食哺乳類でした。

バシロサウルスの頭骨
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鈴木さん
「『バシロサウルス』といって、今のクジラの祖先にあたるような生物の頭の骨になります」
「サウルスとつくと、恐竜というような意味と勘違いするんですけど、実はトカゲという意味があって、最初に発見した19世紀の学者が、トカゲのような形をしていたので間違えて、その名前を付けてしまったんですけど、後々の研究でクジラの祖先にあたることが分かりました」

 約4000万年前の海に君臨した、最強のハンター。魚や小型のクジラを捕食していた彼らですが、さらにその祖先は、かつて陸の上で暮らしていました。

バシロサウルス
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 4つのヒレに注目してください。実はこれ、かつて陸上生活をしていたころの「足」の名残です。そして、最強のハンターたるゆえんが、この「歯」です。

バシロサウルスの後ろの歯
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「前の歯は犬歯のように、獲物に食らいつくような歯なんですけど、後ろに関しては、肉を切り裂くような形状になっているのが、今のクジラと違う特徴の一つ目です。今のクジラは同じ歯が奥まで全部並んでいます」

 さらに、今のクジラと違うのが「鼻の穴」です。頭の真上ではなく顔の前方にあり、海へと適応していく進化の途中を伝えています。

 食卓の定番「あの魚」の祖先でしょうか。

佐藤アナ
「これは今のよく見る魚の形をしていますね」

ナイティア
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鈴木さん
「これはナイティアといって、アメリカのグリーンリバーで取れたものになります。ニシンの祖先にあたる魚です。これ、よく見ると骨がビッシリ詰まっているのが分かりますか?筋間骨(きんかんこつ)といって、背骨と直接つながっていない骨になる」

ニシン
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 ニシンは、約5000万年前の古代から姿が変わらない原始的な魚です。背骨と接続しない細かな小骨がびっしり伸びる頑丈な骨格は、外敵から逃げるため素早く泳ぐニシン科特有のものとなっています。

 なぜ、これほど細かな骨まで残ったのでしょうか。化石になるのは骨や歯など「カルシウムやリン」といった頑丈な鉱物成分です。筋肉などの「タンパク質」はすぐに分解されるため、この細かい骨だけが奇跡的に残ったのです。私たちがニシンそばを食べる時、骨が多くて驚くのも、実はこの大昔からの進化の理由があるからなのです。

佐藤アナ
「あの食べにくさは、この原始的な骨格の名残だったんですね」

エビの化石
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鈴木さん
「これは1億5000年前のエビになります」

佐藤アナ
「そんな昔からこういう形だったんですか?」

 そう、エビは大昔からその形が完成されていました。2500万年前に生まれたといわれるクルマエビなども、驚くことに1億5000万年前の祖先の代から現在とほぼ同じ姿だったのです。

セミエビなどの祖先にあたるという
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鈴木さん
「これはドイツのゾルンホーフェンで取れたロブスターになります。セミエビなどの祖先にあたると言われています」

 現代のセミエビはハサミを持ちませんが、この化石には一対のハサミ脚があります。一方で、おなかの殻の節などは高級エビの仲間にも共通する、普遍的で完成された構造です。

佐藤アナ
「恐竜が見ていたエビと私たちが見ているエビ。ほとんど変わらないってロマンがありますね!」

(2026年5月28日放送分より)

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