
外国産から国産へ牛肉の逆転現象が起こるなか、今後お得になりそうな食材を見つけました。
牛肉が“逆転現象”
牛肉がごろっと入ったビーフカレーが看板メニューのこちらの店ですが、今年大きな決断をしていました。
欧風カレー ソレイユ
松山智広オーナーシェフ
「今年1月に値上げ。そのタイミングで、もともと輸入牛肉を使っていたが、A5ランクの黒毛和牛に替えた」
カレーに使う肉をニュージーランド産から国産牛肉に切り替えています。それに伴いメニュー名も変更しました。
仕入れを変更した背景にあるのは、輸入牛肉の高騰です。
松山オーナーシェフ
「(輸入牛肉を)使い始めたころは比較的手頃な値段だったが、どんどん値上がりしていった」
農林水産省によると、輸入牛肉の価格は今年4月に過去最高値となり、円安やイラン情勢などの影響で、今も高止まりが続いています。
こちらの店でも、これまで使っていた輸入牛肉が1年半で3割増しになったといいます。
松山オーナーシェフ
「国産のお肉と輸入のお肉の価格差が縮まってきている。これから先も同じようなペースで値段が上がると予測して、このまま輸入牛肉を使い続けることは厳しいと判断」
価格は上がったものの客からは好評だといいます。
スーパーの売り場に異変
スーパーの精肉コーナーにも“異変”が起きていました。
オーストラリア産の牛バラ肉は去年の1.4倍。100グラムあたり税抜き199円まで値上がりし、国産の同じ部位に追いついていました。
ここまで値上がりした背景には、大きく2つの要因があるといいます。
スーパーセルシオ 和田町店
鶴田聡部長
「一番は、間違いなく為替の問題。あとは品物不足」
世界最大級の生産国であるアメリカで干ばつによって飼育頭数が減少。そこに急激な円安や中東情勢が追い打ちをかけて、輸入牛肉が高騰しているといいます。
鶴田部長
「円安もとどまらず、そして品物不足というダブルパンチが重なっている。値段が下がる要素がないので、上がり続けてしまうのかな」
20年以上精肉業界に携わる鶴田さんは、今後国産牛にも値上げの波が来ることを予測しています。
食卓に欠かせないお肉ですが、今後お買い得になるお肉はあるのでしょうか?
鶴田部長
「国産の豚肉は供給も安定していまして、当店でも輸入より国産の豚肉を安く販売できる時も、しばしばあるので。国産の豚肉が一番お買い得かなと思います」
輸入量が減少している牛肉に対して、供給量が安定している国産の豚肉は価格が落ち着いていて、他の肉に比べてお買い得だといいます。
(2026年6月8日放送分より)
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