なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は6月9日、南アフリカ女子代表と対戦。国際Aマッチ扱いのトレーニングマッチに向けたスタメンはどんな顔ぶれになるのか。紐解きたい。
契約満了で退任したニルス・ニールセン前監督から指揮権を引き継いだ狩野倫久新監督は、新コーチに内田篤人氏(元日本代表DF)、近賀ゆかり氏(元なでしこジャパンDF)、佐野智之氏(前ガンバ大阪アカデミーリードGKコーチ)などを迎え、即時奪回のアグレッシブな守備、流動性の高い攻撃を志向。同じく南アフリカと対戦した6月6日の第1戦では5-0の快勝を収め、MF谷川萌々子をゼロトップに置く新布陣(4-2-3-1)もテストした。
6月8日の練習後に狩野監督は、翌日のトレーニングマッチに向けて「攻撃は前進からファイナルサードにおける選手の関わり方、守備においては即時奪回を追求したい。攻守のバランス、配置とバランスが大事になります」と改めてチームコンセプトを強調した。
また、3日前からのスタメン変更については、「我々の目標は、(来夏の)ワールドカップでの世界一奪還です。ワールドカップは11人だけで戦い抜くことはできないですし、層の厚みが不可欠な総力戦になりえる」とコメント。「今日のトレーニングを見ても、3日前に出た選手を含めて全員がしっかり準備してくれていることが分かったので、多くの選手にピッチで表現してもらいたいという思いはあります。まだメンバーははっきりとは決まっていません」と、一定数はスタメンを入れ替える意向を示した。
とはいえ、指揮官は「土台があってこそのオプション」とも語っているうえ、ワールドカップは1年後に迫っており活動機会も限られる。中2日の試合だがスタメンには主力の多くを残して土台を固めつつ、後半に新戦力のテストなどを積極的にしていくのではないか。
GKは第1戦でフル出場した山下杏也加(マンチェスター・シティ)を休ませ、平尾知佳(グラナダ)がスタメン、大熊茜(INAC神戸レオネッサ/海外移籍予定)が後半から出場か。逆のパターンも十分にありえる。
第1戦は右から清水梨紗(リヴァプール)、古賀塔子(トッテナム)、南萌華(ブライトン)、北川ひかる(エヴァートン)だった最終ラインは、6月8日のトレーニングで北川が別メニュー調整だった。清水、古賀と熊谷紗希(ロンドン・シティ・ライオネス)、そして守屋都弥(ユタ・ロイヤルズ)の並びになるか。スタートからテスト色を強めるなら、右SBに遠藤優(ウェストハム)、CBに3日前に代表デビューした竹重杏歌理(フェイエノールト)を起用するかもしれない。
攻撃陣は3日前の後半スタートで試した…
