
皇族の数の確保へ向け、旧宮家の男系男子を養子に迎える案を巡り、森英介衆院議長が「養子から生まれた男の子が皇位継承権を持つことになる」と発言し、野党側が反発を強めています。
課題残る「男系男子が養子となる案」
自民党 麻生太郎副総裁
「今国会において皇室典範の改正を成し遂げたいと考えていますので、引き続き皆様のご協力、お力添えのほどをよろしくお願いいたします」
9日、開かれた自民党の会合。衆参両院の議長と副議長がまとめた、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する案と、旧宮家の男系男子を養子に迎える案について、いずれも了承しました。
現在、皇室で未婚の男性は、秋篠宮家の長男・悠仁さまのみ。皇位を継承できる男系男子が少ないことから「安定的な皇位継承の確保」に向け、議論が進められています。
今回の取りまとめ案では、女性皇族は結婚後も皇族の身分を保持するとしましたが、配偶者や子どもが皇族となるかについては言及を避けました。
旧宮家の男系男子が養子となる案では、その本人は皇位継承権は持たないとするなど、課題が残る内容となっています。
衆院議長が釈明
しかし…。
森衆院議長
「養子となった旧11宮家の男子は皇位継承権を持たない。しかし、その男の子が生まれれば、その子は皇位継承権を持つ」
森衆院議長は、養子に男の子が生まれた場合、皇位継承権を持つと発言。これに対し、野党は反発しています。
中道改革連合 階猛幹事長
「議長の発言は正副議長の取りまとめを超えたものであって、それはおかしいという意見は出て、そこではみんな見解が一致したところです」
公明党 竹谷とし子代表
「あのような発言が急に出てきたことについては唐突感・違和感を感じております」
9日、森衆院議長は自身の発言についてコメントを発表しました。
「皇統に属する男系男子(養子ご本人)から生まれた男子は、皇位継承資格を有する皇族になるという意味であり、現行法の解釈を述べたものである。将来の検討を先取りしたり、縛るような趣旨のものではない。このことをご理解いただきたい」
10日に開かれる各党派との全体会議で、総意案の取りまとめを目指す方針です。
(2026年6月10日放送分より)
この記事の画像一覧
