■トランプ大統領の強硬姿勢「国民全体を敵視した攻撃」
トランプ大統領は10日、イランが戦闘終結に向けた交渉で「我々をじらしている」と不満を示し、9日に引き続き10日も強烈な打撃を加え、交渉の行方を見守る考えを示した。「どうなるか見てみよう。昨日我々は彼ら(イラン)に強烈な打撃を与えた。今日も激しく攻撃するつもりだ」(トランプ氏)
トランプ氏はFOXニュースの電話インタビューで、「交渉の遅れを理由にイランの橋と発電所に新たな攻撃を命じる可能性がある」と警告したという。こうした中、アメリカ中央軍は、イランからの石油輸送を試みたパラオ船籍のタンカーをオマーン湾で9日に攻撃し、航行不能にしたと発表している。
こうしたアメリカ側の強硬な対応について、三牧氏は4月と同じ展開であると指摘する。
「トランプ氏としてはこうした強い言葉を発して交渉を妥結に導きたい意図だが、イラン側から見ると、橋や発電所は国民全体を敵視した攻撃。そのため、抵抗の意図が強まってしまって、むしろ交渉の妥結を遠ざけてしまうということが4月時点で確認されたが、同じ展開になっている」(三牧氏、以下同)
トランプ氏の思惑とアメリカ国内の不満
