12日の衆議院内閣委員会において、中道改革連合の後藤祐一議員が、ナフサ関連物資に関する政府の対応を評価する場面があった。これに対し、赤沢亮正経済産業大臣が答弁し、委員会室に笑いが起きる一幕があった。
後藤氏はナフサ関連、特にシンナー塗料についての質疑を行った。前日の夜に関係閣僚会議が開かれたことに触れた上で、後藤氏は以前から、石油化学メーカーではなくシンナーメーカーに対して増産要請を行うよう提案していたと言及。今回の政府の取り組みについて、シンナーメーカーが原料不足を理由に政府に申請した場合、石油元売りや石油化学メーカーから原料が1.8倍まで供給される仕組みが構築されたとし、「よく作っていただいたと思います」と評価した。
さらに後藤氏は、シンナーメーカーが使用する申請フォームの改定経緯について説明した。当初のフォームには、調達した原料を使ってシンナーをどの程度生産するのかという活用方法や出荷時期などの申請項目が含まれていなかった。そのため、後藤氏が6月9日の火曜日に「それは入れた方がいいんじゃないんですかと」と事務方に提案したところ、翌日の6月10日には申請フォームに「調達したトルエン・キシレンの活用方法」として、生産数量や出荷時期を記載する必須項目が新たに追加されたという。後藤氏は「素晴らしい対応。迅速、翌日です。これも評価したいと思います」とした上で「なんでこんな早い対応、大臣できたんですか?」とただした。
これに対し、赤沢大臣は「後藤委員からある意味で初めて褒められて天にも…」と答弁した。これを受けて委員会室に笑いが起きると、後藤氏が「そんなことない(褒めたのは初めてではない)」と発言。赤沢大臣は「ご指摘ありがとうございます」と続け、迅速な対応の背景について説明した。
赤沢大臣の説明によると、経済産業省側も以前から同様の問題意識を抱えており、仕組みをより効果的に運用する観点から現場の実態や意見を反映した見直しを進めていたという。後藤氏からの指摘に先立つ6月4日にも申請フォームのタイトル修正などを行っており、指摘を柔軟に取り入れる姿勢がある中で後藤氏から重要な指摘を受けたため、6月4日の修正から6日後となる6月10日の改定時に同時にその内容を取り入れたと明かした。赤沢大臣は「今後とも機動的に見直し、円滑な供給の確保に進めてまいりたい」と述べ、重ねて謝意を示した。
後藤氏は政府の対応について「素晴らしいと思いますよ。アジャイルでやるってこういうことだと思いますんで」と述べ、迅速に見直しが行われたプロセスを評価した。
(ABEMA NEWS)

