「社交辞令」どうやって向き合う?
社交辞令と上手に向き合うためのコツはあるのだろうか。公認心理師で臨床心理士の南舞氏は「社交辞令にはメリットもある」としたうえで、どちらか一方が我慢するのではなく、双方の気持ちを尊重し率直に言葉を交わす「アサーション」というコミュニケーション法で、社交辞令にもうまく対処できると話す。
「社交辞令を言う背景として、アサーティブに伝えていいということは世の中的にもまだまだ知られていない。相手の状況を察せざるを得ないような状況に長くいると、どうしても自分の気持ちを伝えることへの怖さが身につきやすいと思う。そういう意味でも、自分が何を感じているか、どういう時に嫌な気持ちになるのか、好きだと思えるのかを知っていくことも、アサーティブなコミュニケーションをしていく上で大事だと思う」(南舞氏)
アサーションの具体的な考え方について、“話し方のプロ”である千葉氏は以下のように解説を加えた。
「どちらかが我慢をしてしまうと、コミュニケーションは辛いものになる。自分も大切に、相手も大切にできる関係を作ることが一番だ。一方で、その前提がない方もいるため、一言伝えればアサーションが成立するというよりは、しっかり対話をして解決に導いていくところも大切だと思う。社会人になると『感情を押し殺して論理的に伝えろ』と言われがちだが、結局、論理は感情に勝てない。だからこそ、自分の感情も相手の感情も尊重する手順で話していくことが、高い納得感につながる」(千葉佳織氏、以下同)
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