■中間選挙への影響は?国際政治学者が懸念する「ゲリマンダー」
アメリカ国内の経済状況に目を向けると、石油価格の高騰やインフレーションが起きており、国民の生活は厳しい。それにもかかわらず、トランプ氏は「インフレなんて別にどうでもいいじゃないか」と発言し、メディアで大きく取り上げられている。
「国民がいくら苦しんでいても戦争をやめてくれず、ずっとイスラエルの方を見ている。なぜこんなにもイスラエルに物が言えないのか。『イスラエル・ロビーなどの献金があるからではないか』『ネタニヤフ氏に弱みを握られているのではないか』といった報道も絶えず行われている」
こうした状況下で迎える中間選挙の見通しはどうなるのか。三牧氏は、与党・共和党の苦戦を予想しつつも、ある懸念を示す。
「中間選挙はそもそも与党を審判するものであり、もともと与党は苦戦する。そうした中、トランプ氏はイラン戦争、物価高対策、関税政策など様々な政策に不支持が多い。普通にいけば下院、もしかすると上院の多数派も民主党が取るという見立てがある。一方で、今アメリカでは『ゲリマンダー』という選挙区割りの変更が非常にやりやすくなっており、共和党はこれで自分たちに有利なゲリマンダーを積み重ねることで、何とか中間選挙で多数派を死守しようという動きがすでに出ている」
「本来は国民を満足させ、支持してもらって選挙に勝つのが王道だが、国民を満足させられないから選挙の区割りをうまく変えて勝ち切るという動きが共和党で活性化していて、先が見えない状況だ」
(『わたしとニュース』より)
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