「年下の先輩から殴られても一切歯向かわなかった」清水店主が耐え抜いた「吉村家」修業時代
当時の清水さんについて、兄弟子の安倍裕一さんが取材に応じ、年下の先輩から暴力を振るわれても、清水さんは反抗せずに我慢していたと振り返った。
安倍さんによると、当時の現場ではミスをすると手や足が出たり、スープをすくうお玉(レードル)でパーンとやられたりすることがあったという。しかし、清水さんは一切反抗することはなかった。何か言われたら「はい」、失敗して注意されたら「すいません」と、返事はその2択だったという。安倍さんは「それも修業のうちだと、認識してやってたんじゃないですかね」と振り返った。
その後、29歳で独立、王道家を構えた清水さん。だが、最初の3年ほどは赤字が続き、客が何も言わずに去っていく”売れない怖さ”を味わった。こうした経験が、現在の指導方法にと繋がっていて、清水さんは「やっぱり辛い。同じ苦労を弟子にはさせたくない。だから厳しくしている」と、自身の根底にある思いを明かした。
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