同居していた40代の息子の死をきっかけに社会との関わりを失い、誰にも気づかれぬまま自宅で最期を迎えた72歳女性について、遺族の妹が正直な胸の内と後悔を吐露した。
『改めて、取材しました。』(ABEMA)では、人との繋がりや社会との関わりが薄れて孤立していく高齢者の現状を追った。その中で、周囲に気づかれぬまま死を迎えた高齢女性と、その家族を取材した。
関西のとあるアパートの一室で、72歳の女性が死亡しているのが見つかった。異変に気づいたのは同じアパートの住民で、「回覧板が回って来ないので、おかしいなと思いまして。異臭がちょっとしてきました」と、当時を振り返る。しかし、この時にはすでに手遅れだった。亡くなった女性は、夫との離婚後は、40代の息子と同居していたが、数年前に先立たれていた。女性の妹は「言葉の言い表しようがなかったと思います。自分の子どもが先に逝ったということだけで、絶望しかなかったと思います」と、姉の心情を推し量った。息子の死をきっかけに女性は仕事をやめ、社会との関わりはほとんどなくなっていった。
「姉のために会いに来ることはなかった」妹が明かす親族の距離感
