「せめてあと10年早く解放されていたら」認知症の母を16年間ワンオペ介護していた48歳女性、母の死後にうつ病を発症「抜け殻、虚ろ、空っぽ」

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「ぼっちって、こんなにしんどいのか」母親の死後に訪れた虚無と孤独

石橋和美さん
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 ようやく自分の人生を生きられるはずだったが、待っていたのは過酷な現実であった。石橋さんは体調を崩してうつ病を患い、現在は生活保護を受給して暮らしている。部屋は母親の介護に追われていた頃と同じで、掃除もままならないようだ。頼れる人は誰もいない。

 石橋さんは「ぼっちって、こんなにしんどいのかって。以前は、自分以外の存在と生活をしてるっていう感覚はあったので。でもそれが自分一人になると、本当に一人なんだなって思いますね」と語る。「人と共有する感情だとか時間がないというのは、やっぱり何も残らない。ふとした時にやっぱり辛いなって思いますね。頼れる人がいないっていうのは」と、現在の苦しみを吐露した。

 その深い孤独は、日常会話に表れていた。年末年始に誰とも話す機会がなかったという石橋さんは、「年明けて、7日ぐらいに、ドラッグストアに買い物に行って『ありがとうございます』と言ったのが、今年初めて発した言葉だった」と振り返る。「この先どうするんやろうなというのはありますね。母がいたから、生きる意味にはなってましたよね。母の世話をしないといけないっていう気持ちはあったから」と明かした。

「生きる意味を見つけられない」居場所を見失った48歳の告白
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