将棋の第74期王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦が6月26日、東京・将棋会館で行われ、藤井聡太竜王・名人(王位、棋聖、棋王、王将、23)と佐藤天彦九段(38)が午前10時から対局を開始した。前王座の藤井竜王・名人にとっては、王座奪還へ向けた重要なトーナメント2回戦。一方、佐藤九段は11期ぶり2度目の王座挑戦に向けて何としてでも前進したいところだ。注目の一戦を制し、4強入りを決めるのはどちらか。振り駒の結果、先手番は佐藤九段に決まった。
伊藤匠王座(叡王、23)への挑戦権を争う挑戦者決定トーナメントが進行中。先に行われた2回戦2局では、名誉王座資格保持者の羽生善治九段(55)、広瀬章人九段(39)がベスト4進出を決めている。
藤井竜王・名人は、2023年度の第71期王座戦五番勝負で当時の永瀬拓矢王座に挑戦。名誉王座獲得がかかった永瀬王座(当時)とのフルセットの死闘を制してタイトルを奪取し、前人未到の「八冠独占」を達成して社会現象を巻き起こした。翌72期は永瀬九段のリターンマッチを3勝0敗のストレートで退け2連覇を飾ったものの、記憶に新しい前期・第73期では伊藤叡王の挑戦を受け、フルセットにもつれ込む激闘の末に敗れ失冠。今期は前王座として、リターンマッチを目指す戦いとなる。実力者揃いの過酷なトーナメントを勝ち抜き、再び五番勝負の舞台へ帰還できるか、将棋界内外から大きな注目が集まっている。
一方、佐藤九段は第63期に王座挑戦経験があり、当時は羽生王座とフルセットの末に敗退した。11期ぶりの挑戦を狙う今期は、二次予選を突破し挑決トーナメントに出場。1回戦では西田拓也六段(34)に勝利し、本局へと進出している。
両者の公式戦対戦はこれまでに9局あり、藤井竜王・名人の8勝1敗。直近の対戦は今年2月に行われた第19回朝日杯本戦準決勝で、藤井竜王・名人が制し現在5連勝中だ。藤井竜王・名人が挑戦権獲得へ向けて大きく前進するのか、それとも佐藤九段が強敵を打ち破るのか。注目の一戦から目が離せない。
持ち時間は各5時間。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





