今大会は「心拍王」だけじゃない!盤外で繰り広げられる高度な心理戦を制し、次々とドンピシャの秒数で先手番を引き当てる“入札王”が誕生した。6月27日に放送された将棋の早指し団体戦「JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026」において、北海道・東北バルペックスの広瀬章人九段(39)が披露した神がかった「先手番入札予想」。ギリギリの秒数を見切る人間離れした嗅覚に、ファンもざわざわと「広瀬さんすげー」「予想屋やったら儲かる」「エスパー広瀬」とどよめく事態となった。
この日放送されたのは、予選Aリーグ1位決定戦の北海道・東北バルペックス 対 九州サザンフェニックスの試合だ。北海道・東北監督の屋敷伸之九段(54)が第1局を制し、チームは幸先良いスタートを切ったかと思われたが、そこから九州サザンフェニックスが怒涛の5連勝。敗れた北海道・東北は2位決定戦へと回ることとなったが、試合結果とは別に大きな話題を呼んだのが広瀬九段の驚異的な読みだった。
今期のABEMA地域トーナメントでは、対局中の棋士の心拍数がリアルタイムで表示されることが大きな目玉となっており、これまでにはTDIルシーグ横浜の斎藤明日斗六段(27)が対局中に心拍170bpmオーバーをマークするなど堂々の“心拍王”として君臨している。そして、もう一つ注目を集めているのが新設された「先手番入札制度」だ。開幕当初は、秒数の入札に「誕生日」や「好きな数字」などが用いられてきたものの、次第に先手番を獲得するために高度な心理戦が繰り広げられるようになってきている。
「広瀬九段が神のように見えていた」
