【日本代表が激突】ブラジル代表はどんなチーム?躍動のヴィニシウス、不気味なネイマール、昨秋不在の世界的守備者3人…攻守の特徴を解剖

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ヴィニシウスは事実上のフリーマン

ネイマール(左)とヴィニシウス(右)。(C)Getty Images
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 攻撃のキーマンはヴィニシウスだ。ここまで4ゴール・1アシストを記録し、3試合連続のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝くなど躍動。個人xGの3.51は大会トップで、その打開力はやはり世界最高クラスと言っていい。左サイドの深い位置で切り返して相手3人を尻目に決めたモロッコ戦の同点弾が象徴する通り、まさに「無からゴールを生み出せる」存在だ。

 このヴィニシウスは左ウイングが起点ながら事実上のフリーマンで、過去3試合のヒートマップを見ても左サイド、左ハーフレーン、そして中央レーンを幅広く動き回っている。そのため左サイドの幅を取る役目は、ヴィニシウスだったり、インサイドハーフのパケタだったり、SBのD・サントスだったりかなり流動的。逆に右サイドの幅は基本的に右ウイング(ラヤン)が取り、押し込んだ局面では3-1-4-2のような配置になるケースもある。ここまで3アシストを記録している通り、インサイドハーフのB・ギマランイスの縦の飛び出しも攻撃のアクセントになっている。

 さらに、ヴィニシウスの個人技と並んで強力なのが、ショートカウンターだ。ミドルゾーンでのボール奪取から素早く裏のスペースにボールを送り、ウイングやCFが瞬く間に抜け出していく。ハイチ戦の1点目と2点目はこの形で、スコットランド戦の2点目はファイナルサードでのカウンタープレスからだったが「素早く裏のスペースを突く」という意味で構造的には似ていた。

 ゲームチェンジャーとしてベンチに控えるのは、前述したフィニッシャー型のI・チアゴをはじめ、スピードスターのガブリエウ・マルチネッリ、ドリブラーのルイス・エンリケ、パワフルシューターのエンドリッキ、そしてネイマールだ。約2年半ぶりの代表復帰で今大会にサプライズ選出されたネイマールは、コンディション不良でモロッコ戦とハイチ戦を欠場。ここまでのプレータイムはスコットランド戦での15分弱だけとなっている。

 そのスコットランド戦の動き、近年の故障癖、そして34歳という年齢を考えると、全盛期のような規格外のアジリティーやスピードはもはや失っていると見ていい。ただ、勝負強さ(通算79ゴールはブラジル歴代最多、W杯通算14試合で8ゴール・4アシスト)は折り紙つきで、ピッチにいるだけ敵を引きつけ、味方に良い状態を作れる“引力”は健在だ。5試合で9ゴール・1アシストと日本戦にめっぽう強いというデータもある。

守備はミドルブロックが中心
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