【FIFAワールドカップ2026】ブラジル代表 vs 日本代表(日本時間6月30日/ヒューストン・スタジアム)
サッカー日本代表が日本時間6月30日にFIFAワールドカップ2026のラウンド32で対戦するブラジル代表。現地メディアの報道やカルロ・アンチェロッティ監督の言葉からスタメンを予想する。
今大会のブラジルは、モロッコ戦こそ1-1に終わったが、ハイチ戦とスコットランド戦はいずれも3-0で完勝してグループCを首位突破。昨年10月には日本相手に2-3で逆転負けしたが、当時とは事実上まったく別のチームだ。データサイト『Opta』の最新優勝確率でも5位にランクインしている。
アンチェロッティ監督は昨年5月の就任以降、アタッカー4人を並べる実質4-2-4の4-4-2、そしてバランス型の4-3-3を両方テストしてきたが、今大会はより安全策の4-3-3を選択。試合を重ねるごとに戦術的な完成度も高まっており、強固なミドルブロックからのショートカウンターが機能している。
前日会見で日本戦のスタメンを聞かれたアンチェロッティ監督は、「うーん、ラインナップは教えたくない。みなさんをあまり安心させたくないからね(笑)。明日の完璧なラインナップを組む。私が考えている間に、みなさんにも考えてもらいたい」と煙に巻いた。
それでも『Globo』をはじめとする現地メディアは、スコットランド戦と同じ先発を予想。GKがアリソン、4バックが右からダニーロ、マルキーニョス、ガブリエウ・マガリャンイス、ドグラス・サントス、3センターハーフがカゼミーロ、ブルーノ・ギマランイス、ルーカス・パケタ、前線がラヤン、マテウス・クーニャ、そしてヴィニシウス・ジュニオールだ。右ウイングは本来ならラフィーニャが主戦だが、ハイチ戦の怪我から回復できておらず前日練習も欠席。日本戦は欠場すると見られる。
xG(ゴール期待値)は大会2位の7.35と、崩しの質はやはり世界トップクラス。中でも絶好調なのが事実上のフリーマンとして動くヴィニシウスだ。ここまで4ゴール・1アシストで3試合連続のプレーヤー・オブ・ザ・マッチ選出と躍動し、個人xGの3.51は大会トップだ。左サイドの深い位置で切り返して相手3人を尻目に決めたモロッコ戦の同点弾が象徴する通り、まさに「無からゴールを生み出せる」規格外のタレントであり、日本が最も警戒すべき選手だ。
ゲームチェンジャーとしてベンチに控えるのは、フィニッシャー型のイゴール・チアゴをはじめ、スピードスターのガブリエウ・マルチネッリ、ドリブラーのルイス・エンリケ、パワフルシューターのエンドリッキ、そして34歳のネイマールだ。約2年半ぶりの代表復帰で今大会にサプライズ選出されたネイマールは、コンディション不良が続き、ここまでのプレータイムはスコットランド戦での15分弱だけとなっている。
アンチェロッティ監督はそのネイマールについて、「ネイマールは順調に回復している。ここ1週間で大きく成長した。いつも一緒に練習できなかったのは残念だ。今の彼は15分以上プレーできる。明日は試合の状況次第だね」と起用に含みを持たせた。基本的にはベンチスタートだろうが、ウルトラCでスタメンの可能性もゼロではないか。
ネイマールはスコットランド戦の動き、近年の故障癖、そして34歳という年齢を考えると、全盛期はやはり過ぎている。しかし、勝負強さ(通算79ゴールはブラジル歴代最多、W杯通算14試合で8ゴール・4アシスト)は折り紙つきなうえ、ピッチにいるだけで敵を引きつける“引力”は健在で、5試合で9ゴール・1アシストと日本戦にはめっぽう強い。ピッチに立てば目が離せない。
「日本のビデオを見て、やるべきことの戦略を練ってきた」


