
住宅から白骨化した遺体が見つかった事件で、逮捕された男が、遺体の身元について新たな供述をしていることが分かりました。
「遺体は同居の母親」親子に何が
「母親と同居している」
「遺体は母親だ」
「放置したのは、間違いありません」
死体遺棄容疑で逮捕されたのは、齋藤雅幸容疑者(56)です。
近隣住民
「長男でしょ。ここに住んでた人だから長男。仕事辞めて離婚してお母さんのほうに来た」
「お母さんのほうは元気で明るい人だった。カラオケに行ったり、意外と歌上手。自分で自主制作してCDを出したことがある」
近隣住民
「人が住んでるはずなのに人影とかは見たことがない。どなたが住んでいるのか顔は見たことがない。生い茂っている感じで近寄りがたい」
栃木県日光市、母と息子の2人暮らしに、一体、何が起きたのでしょうか。
“白骨化遺体”放置か
発端は先月30日、齋藤容疑者の親族が警察署を訪れこのように申し出たことでした。
「親族と数年連絡が取れていない」
齋藤容疑者の母親の安否を確認してほしいという話だったそうです。
近隣住民
「(Q.最近は家はどうなっていた?)どうなるも何も草だらけで誰も入らない」
「(Q.人は住んでいると思うんですか?)住んでいないと思ったけど、分かんない」
警察官は齋藤容疑者が、今年80歳になる母親とともに暮らしていた自宅を訪れます。部屋に入ってみると、その1階は「ごみ屋敷」状態になっていて、中から白骨化した遺体が見つかったのです。
警察はこの遺体を遺棄した疑いで住人の齋藤容疑者を逮捕しました。
遺体は「完全」に白骨化が進み、名前も年齢も性別も分かっていません。目立った傷はなく、死因は不明だということです。ただ、周囲では着衣らしきものが見つかっています。
現場住宅は、観光地としても有名な日光東照宮から車でおよそ25分の場所にあります。上空から見てみると、現場の裏には山林が広がり、周辺には住宅が点在していることが分かります。
遺体が発見された現場の一軒家では以前、生け垣が整えられ、庭には花も植えられていました。ただ、そこから13年以上の時が流れ、生け垣や花は見る影もありません。家屋を覆い隠すかのように、木や草がうっそうと生い茂っています。
近隣住民が目撃した変化
齋藤容疑者
「母親と同居している」
「遺体は母親だ」
「放置したのは間違いありません」
齋藤容疑者は白骨化した遺体の身元について母親だと話したそうです。
2人で暮らしている親子に何があったのか。近隣住民はさまざまな変化を目撃していました。
近隣住民
「(Q.息子の姿は見かけるか)去年か一昨年あたりかな。自転車(に乗っていた)」
「(Q.普段生活感はあるか)全然。声かけても返事も何もしてなかった」
一方で、連絡がとれなくなっている母親については…。
近隣住民
「お母さんはもう10年くらい見ていない」
「まさかとは思っていたけど。声かけると返事して出てきてくれたから。元気な時は」
「(Q.お母さんが?)そう」
近隣住民によると、母親は歌が上手で自主制作でCDを出していたそうです。桃を育てていたという話もあります。
また、住宅の前に止まっている車に、落ちた枝が積み重なっています。そこから雑草も生えていて、塗装も一部はげてしまっています。近所の人たちは異変を感じていたようです。
近隣住民
「とにかく邪魔。細い道なのでとにかく邪魔だなと。あの道が細いので、通る時に邪魔。車自体が」
「(Q.車は何年前くらいからある?)全然記憶にないくらい(から)」
近隣住民
「あそこに車あるでしょ?あれ息子さんの車」
「『その車を売ってもらいたい』っていう人が来てて、私が声をかけても誰も出てこなかったので」
「(Q.数年前ぐらい)もう5~6年前じゃないかな。はっきりは分からない」
親子、特に母親の姿は年々見かけられなくなっていたようです。
いつ亡くなった?
遺体が完全に白骨化している場合、どれくらい前に亡くなったと想定されるのか、専門家に聞くと…。
元京都府警 科捜研
矢山和宏さん
「完全に白骨化するには、一般的には(屋外だと)数カ月から数年かかると言われている。今回の事件のように、屋内ということであれば、2~3年くらいは経っているであろうと考えられます」
(2026年7月2日放送分より)
この記事の画像一覧
