将棋の第39期竜王戦 決勝トーナメントが7月2日、大阪府高槻市の関西将棋会館で行われ、増田康宏八段(28)が久保利明九段(50)に141手で勝利した。この結果、増田八段は準々決勝に進出。次戦で伊藤匠二冠(叡王、王座、23)と対戦する。
決勝トーナメント参戦最年長の久保九段と、8期ぶり3回目の本戦参戦となった増田八段の一戦は、増田八段が熱戦を制した。
本局は後手番となった久保九段が四間飛車を志向し、対抗系の将棋に。ABEMAでテキスト解説を務めた狩山幹生五段(24)は、「序盤の一手一手が難しい将棋で、細かい駆け引きが多くありとても勉強になりました」とコメント。難解な中盤戦では、互いに1時間を超える長考に沈んだ。狩山五段は後手が歩を合わせて飛車の活用を図る一手や、先手玉を強化する歩の一手に注目し、「攻めや受けにとても参考になる手が多くあった」と解説した。
最後は、先手が穴熊の深さを活かして寄せ切り勝利。狩山五段は「序盤、中盤、終盤すべてにおいて難解な戦いだった」と総括していた。
勝利した増田八段は、棋王戦に続く絶対王者・藤井聡太竜王(名人、王位、棋聖、棋王、王将、23)への“再戦”に向けて前進を遂げた。次戦では、ベスト4進出をかけて1組ランキング戦2位の伊藤二冠と激突する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





