
海外での漁獲量の減少などを受け高値が続くタコの安定供給につなげようと、福井県で「蓄養」の取り組みが始まりました。
【画像】小さいタコをいけすで育てる 1カ月で400gが700gに
たこ焼き「仕入れ値2倍に」
外をカリッと、中はとろっと。国民から広く愛される屋台食の大定番、たこ焼きです。
1日におよそ5キロのタコを使うこともあるという店では…。
たこ焼あきないTOKYO
店主 山田亮さん
「タコに関してだけ言うと、(仕入れ価格が)ほぼ倍になりました」
たこ焼きは13年前と比べると150円ほど値上がりし、6個550円に。さらなる値上げも検討しているといいます。
山田さん
「お客さんにかける迷惑を最小限にとどめつつ、お店が続けられるような価格を設定していきたい」
鮮魚店では、マダコの足が2本入って1パック647円(税込み)で売られています。例年と比べてサイズも小ぶりで、仕入れる量も半分以下になっています。
中與商店 武蔵小山店 前里芳樹店長
「2年くらい前から、タコ自体も急激に値段が上がって、本当に気軽に食べられるような商品ではなくなってきています」
1カ月育て…市場価格1.3倍に
10年前、タコの価格は牛肉とほぼ同じでしたが、漁獲量の減少や需要の拡大などで価格差はどんどん広がり、今では牛肉のおよそ1.5倍です。
高騰する中、福井県小浜市で4月から始まったのが「蓄養」です。
いけすの中にいるのは、マダコです。こちらの水産会社では、漁でとれた小さなタコを育てて、出荷する取り組みを行っています。
浦谷水産 浦谷隆勢さん
「今年は大きいタコが少なく、小さいタコが多かった。小さいタコを売っても値段が付かない。自分たちの手で値段の付くように育てようと思って蓄養を始めました」
定置網に入ったサバやシイラの子どもなど規格外の未利用魚をエサとして与えることで、共食いのリスクを抑えているということです。
400グラムだったタコは、1カ月でおよそ700グラムに成長。市場価格は1.3倍になるといいます。
(2026年7月3日放送分より)
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