パパ活を口実に金を要求→木の棒で頭を叩き男性死亡…複雑な家庭環境を主張した少年に“厳罰か更生か”司法の判断は パパ活強盗致死事件

(2/4) 記事の先頭へ戻る

パパ活を口実に金を要求→木の棒で撲殺

 いったいどんな事件だったのか。2025年4月の22時過ぎ、公園にいた人が「助けて」という声を聞き110番通報した。殺害されたのは、東京・練馬区の会社員男性(当時52歳)。犯行に関与したのは今回懲役18年の実刑判決を受けた当時18歳の被告と、被告の後輩で事件を企て殺害の主犯格とされる当時16歳の少年、さらにその少年と交際していた当時18歳の女だ。

 男性を呼び寄せたのは愛媛松山市の当時18歳の女。2人は前の年からSNSで知り合い、いわゆる“パパ活”の関係だったという。高級車で送迎され、金を持っているとみられていた。女は「トラブルも恨みもなかった」と述べている。

 その関係に目をつけたのが女の交際相手、当時16歳の少年だった。主犯格とされる少年は「呼べるパパを呼んで、全員広島に連れてこい」と女にせまったという。

 検察によると、犯行現場の公園は主犯格とされる少年が肝試しで通い、夜は人がいないことを知る場所で、事件の1週間前に現場を下見。武器で使えそうな木の棒が多数あるのを確かめ、覆面や手袋まで用意していたとされる。

 事件当日の4月12日にやってきたのは、東京・練馬区の男性1人だけで、女は男性を公園へと誘導。一方、当時18歳の男が、バイクで少年を現場へ送った。少年は複数人に声をかけていたが、実際に当日加わったのは18歳の男だけだった。当初被告は主犯格とされる少年に対し「俺は手を出さんで」と言い、引き受けたという。

 そして女は男性を公園の管理事務所の前に誘導。そこに少年らが現れ「こんなところで何しよるん」「金出せや」などと、パパ活を口実に男性に金を要求。抵抗されると2人は殴る蹴るの暴行を加えた。男性が「助けて」と繰り返しても、暴行は止まなかったという。

 判決文によると、当時18歳の被告は「なんとかせえや」と男が馬乗りで押さえ、少年が重さ1.5キロの木の棒で頭を殴打。男性は頭蓋骨骨折、顔面骨折などの重傷を負い、外傷性ショックで死亡した。男性から奪ったのは現金約8万1千円。その内被告は3万円を受け取り、その金はカラオケなどに使われた。

「両親の激しい暴力を見て育った」特定少年に“厳罰か更生か”
こんな記事も読まれています
この記事の写真をみる(8枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る