■「やればやるだけ効果が出る」美容に目覚めた男性たちの体験談
番組では、43歳の自称ぽっちゃり男性・エイジさんのナイトルーティーンに密着した。ジェルクレンジングから始まり、洗顔では最低20回かけて丁寧にすすぎ、使い捨てのフェイスタオルで拭き取る。入浴中はボディスクラブを使用し、お風呂上がりはスチーマー、化粧水、パックと徹底した保湿を実施。美顔器、美容液、乳液、クリームと全10工程で毎日60分に及ぶケアを続けているという。
エイジさんが美容に目覚めたきっかけは、当時交際していた年下の相手から「汚いおっさん」「ジジイ」と言われたことだったと明かす。「それがめちゃくちゃショックで、だったら相手以上に綺麗になろうと。相手から不快に思われない、見られているということを意識しないとダメなんだろうなと、特におっさんになればなるほどそこは意識しないと、と思った」と語る。美容を続けることで得たのは美肌だけではなかったという。「美容がきっかけで自己受容というか、モチベーションも上がったし、人見知りすることなく人に接するようになったり、異性とそういう話ができるようになったりした」と述べる。
5年ほど前から美容を始めたという爪切男さんも、きっかけは外からの一言だった。体重が125キロあった当時、近所の公園でコーラを飲んでいたところ、下校中の小学生たちに「ゴブリンがコーラを飲んでいる」と言われたという。「傷ついたというよりも、発想を転換して、じゃあそのゴブリンと呼んだおじさんがある日ちょっと綺麗になっていったら、君たちはどう思うんだろうと思って、美容をやってみようかなと思った」と振り返る。
最初の一歩は、深夜に24時間営業の家電量販店のコスメコーナーへ足を運び、「豆乳イソフラボン」入りの化粧水を購入することだった。「125キロのおじさんが化粧品売り場に行くのが恥ずかしかったので、誰もいない時間を狙っていった」という。現在は洗顔、シートマスク、化粧水、保湿を基本に、月2万~3万円を美容に費やしている。「エイジさんほどはやっていない。これから美容を始める人がたくさんの工程をこなさないといけないのかと感じてしまうのが少し懸念で、寝る前に丁寧に洗顔してシートマスク、化粧水、保湿ぐらいをオールインワンでできるものから入ってほしい。僕でもできるので」と、入り口の低さを強調する。
美容を始めて最も変わったのはマインドだと、爪さんは言う。「何もしていなかったおじさんの肌の質は伸びしろしかなかったので翌日から効果は出た。でも一番変わるのは自分のマインド。今の妻(当時は恋人)に素直に『美容ってどうやったらいい?』と聞けたことが人との関係性も良くした。周りから『最近、肌綺麗だけど何かしてる?』と言われるようになり、化粧水してると答えたら『前からした方がいいと思っていた』と言われた」と笑顔で話す。
■小原ブラス氏「女性が美容をやめる動きと逆行している」
