■小原ブラス氏「女性が美容をやめる動きと逆行している」
コラムニスト・小原ブラスは、男性美容の盛り上がりに一定の疑問を呈した。「男性美容が女性の美容にそのまま乗っかっている感じがちょっと変。男性ならではの美容の形、筋トレや体型維持、ヒゲの整え方などもあるはず。女性がやってきた美容をそのまま男性に乗せるおじさんは、一度『キモいおじさん』を経たおじさんが、『美容にお金を使うキモいおじさん』にしかならない」と率直に述べる。
さらに「ちゃんとどこかに男ならではの良さ、男らしさのある美容を開発していかないといけない。化粧品メーカーがビジネスでどんどん売りまくって、それに乗っかっている様はどうなんだろうと思う」と続ける。すね毛の脱毛を例に挙げ、「それは脱毛メーカーが発展させようとして押し売りしているわけで、歳をとると血管が見えてきたり乾燥が目立ったりと、むしろすね毛がある状態の方がいいという現象もある。本当に男性が女性と同じようにすね毛をなくすことが正解なのか」と話す。
また、女性側が「美容をしなくていい」という方向へ向かいつつある動きとの矛盾も指摘する。「女性が必ずしもやらなきゃいけないという空気感をなくそうという動きがある中で、男性に求めることはそれに反する行為。女性がそう言えば言うほど、女性自身もさらに美容をしていないと納得いかなくなる。自分を苦しめてどうするの、という話だ」と述べた。加えて、「みんながいいものを選ぶようになっても、基準が上がるだけで、また新たにキモいというところを見つけ出して叩くだけ。これはイタチごっこだ」とも語った。
■現代は「清潔感へのハードルが上がった」
