将棋の第85期順位戦A級2回戦が7月10日に東京・千駄ヶ谷の「将棋会館」で行われ、永瀬拓矢九段(33)が伊藤匠二冠(叡王、王座、23)に138手で勝利した。この結果、永瀬九段はリーグ2連勝、A級初参戦の伊藤二冠は0勝2敗となった。
2つのタイトルを保持する伊藤二冠は、現在開催中の王位戦七番勝負で藤井聡太王位(竜王、名人、棋聖、棋王、王将、23)に挑戦中。開幕局を白星で飾った勢いそのままに、今期から初参戦しているA級での初勝利を狙ったが、名人挑戦経験を持つ永瀬九段に阻まれ、2つ目の黒星を喫した。
ABEMAでテキスト解説を務めた佐藤慎一六段(43)は、両者による相掛かりの一戦を「最後まで紙一重の対局でした」と総括。「中盤の5筋での競り合いから本格的な戦いになりました。途中はっきり後手の永瀬九段が優勢になったかと思いましたが、伊藤二冠が玉を上がった一手は容易に土俵を割らない手で、終盤は伊藤二冠にチャンスが来た場面もあったかと思います。113手目に銀打ちとしていたら、勝負はわからなかったです」とコメントした。
勝利した永瀬九段は、次戦で佐々木勇気八段(31)と対戦。敗れた伊藤二冠は、3回戦で近藤誠也八段(29)と戦う。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





