“包丁キャンセル界隈”Z世代中心に急増する一方「魚をハサミで切るなんて」「抵抗を感じる」と批判的な声も…主婦を縛る“包丁調理の呪縛”と世代間ギャップ

わたしとニュース
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■「食材をハサミで切るなんて」主婦を縛る“包丁調理の呪縛”

 そうした中、野川氏がSNSにアップした、包丁を使わずにハサミで作る「サバ唐揚げレシピ」に対し、抵抗感を訴える人もいたという。

「サバ、魚をハサミで切るレシピがバズったのと同時にアンチも増えた。『魚をハサミで切るなんて』みたいな」(野川氏、以下同)

 実際に、この投稿には「私が神経質なんだろうけど食べ物をハサミで切るのどうしても嫌」「ハサミだと細胞を破壊する=味に変化が出る」「キッチンバサミで食材を切るのに抵抗を感じます」といったコメントが寄せられている

「ハサミで調理するなんて雑というか野蛮というか。皆さんの中に、(ハサミで調理していると)人には言えないみたいな空気があったと思う。でも私のように管理栄養士という肩書きがある人間が、包丁キャンセル調理レシピを発信していること自体が『ありがたい』と言われたこともあり、私が発信していることにも意味があるのかなと」

 さらに、SNS上では包丁キャンセル界隈に対して疑問の声もあがっている。

 「魚おろすのも野菜切るのも楽しいのになぁ…もったいない。千切りキャベツとか超楽しいよ」「包丁を使うからこそ、食事に味が出るんだけどね」「その時間(=包丁を使う時間)すら惜しいほど忙しいなら、根本的に生活を見直した方がいいような気がしました 汗」と、包丁調理を大切にする声もあった。

 こうした意見に白鳥は、「料理上手がなんだと思う。千切りキャベツとか、ヒヤヒヤするもん。上手だったら楽しいだろうな。羨ましい、私はその境地に行ったことがない」「でも包丁を使うのが怖い人がやると、ストレスになっちゃう。」とコメント。また、「包丁を使う時間すら惜しい人っていっぱいいる。料理を作るのが本当に大変と思っている方は多い。ライフスタイルも多様化して、いろいろな方がいるからね…。本当はみんな丁寧にやりたいと思っている。でもそう思っていてもできない。その中で編み出した知恵がキッチンバサミ(での調理)だと思う」と、忙しい人のストレスに寄り添った。

 さらに白鳥は、自身が経験した「料理プチ炎上エピソード」を明かした。

「袋麺を作った時にプチ炎上した。子どもが袋麺を食べたいって言うから用意したら、『それってどうなんですか』『ご飯ちゃんと作らないってどういうことですか』みたいな…。」(白鳥、以下同)

「でも、やっぱり日本の方は、自分のお母さんたちがちゃんとやってきたこともあり、『ご飯をちゃんと作らなきゃ』という主婦の呪いをかけられているところもあると思う。そういうのが少しでもなくなるといいな」

 「ご飯は手作りでなければ」「包丁を使うのが当たり前」といった固定観念が、時に日々の生活を息苦しくさせてしまう。ライフスタイルが多様化する現代において、便利グッズを賢く取り入れて心のゆとりを生み出すことは、手抜きではなく前向きな「知恵」であり、そうした多様な選択肢を温かく認め合う社会こそが、これからの暮らしに心地よさをもたらすのかもしれない。

(『わたしとニュース』より)

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