■新幹線来ず「ずっと搾取されているんじゃないか」
福井県出身で与党の整備新幹線プロジェクトチーム事務局長を務める、自民党・滝波宏文参議院議員は、小浜経由にこだわる理由について、「小浜が若狭国の都だったからだ。1970年の大阪万博の年に、福井県の嶺南地域から初めて原子力の電力を大阪に送った。その3年後にこれが決まった。小浜経由は原子力立地に対する国の約束だ」と力説する。
さらに、福井県の現状について「50年前に原子力発電所はできたけれど、一緒にできるはずの新幹線がまだできていない。我々は共存共栄しようとは思ったけれど、ずっと搾取されているんじゃないかという思いがあった。ただ若狭の人は非常におとなしい方が多いので、そういうことを言わずに我慢をする」。
小浜はサンダーバードも乗り入れず、敦賀からさらに1時間ローカル線で移動しなければならないという不便な状況にあることも強調した。「原子力はすべて京都や大阪、関西のために存在している。だけどリスクは福井が受けている。そのことを何とかこの新幹線の件でも分かってほしい」。
■「何兆円という負担は無理だ」京都側が突きつける財政・水問題
