■「何兆円という負担は無理だ」京都側が突きつける財政・水問題
一方、嵐山商店街会長の石川恵介氏は、国家プロジェクトとしての意義は認めながらも「いかんせん京都は本当に貧乏だ」と訴える。「6年ほど前に、このまま10年経つと京都は財政破綻になると宣言もした。そこに何兆という負担は無理だ」。
また、「インバウンドはたくさん来ているが、市民が市バスにインバウンドがスーツケースを持って押し寄せている。インバウンド用の乗り物が整備できていない。洛西ニュータウンには本当は地下鉄が通る予定だったが、財政が厳しくて止まった。もし北陸地下鉄を通すお金があるなら、先にそっちを通してくれと市民は思うはずだ」と述べる。
京都仏教会の常務理事・宮城泰年氏は「水の問題が一番だ」と強調する。「お豆腐屋さん、お風呂屋さん、お酒屋さんにしても、水をいかに大事にしてきているか。水の出口で手を合わせて、いただいているぐらいの信念を持っている。大深度で持ってきたときには必ず水脈が破壊されることは間違いない」。
■「国家戦略として東海道新幹線のバイパスが必要」
