将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、棋聖、棋王、王将、23)に伊藤匠二冠(叡王、王座、23)が挑戦する伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦七番勝負は7月15日、兵庫県神戸市の「中の坊瑞苑」で第2局1日目の対局が行われ、挑戦者の伊藤二冠が69手目を封じて指し掛けとした。注目の有馬温泉対局は、あす16日午前9時に再開される。
伊藤二冠の先勝で迎えたシリーズ第2戦。挑戦者の先手番で始まった本局は「相掛かり」の出だしとなった。序盤から午前中にかけては早いペースで指し進められ、過去に伊藤二冠が指した将棋をたどる進行となったが、藤井王位が7筋の歩を取り返したことで前例を離れる展開に。互いに深い研究が進められているとみられ、盤上は難解な中盤戦へと突入した。
早いペースで進行した午前中から一転、午後からは両者ともに手が止まる長考の場面が増え、高難度のねじり合いとなった。そうした中、伊藤二冠は桂馬をぶつけて果敢に局面を動かしに出る。盤上の緊張感が高まる中、定刻の午後6時を迎え、手番の伊藤二冠が次の手を封じて1日目を終えた。
盤上はすでに本格的な戦いが始まっており、2日目再開後は激しい戦いとなることが見込まれている。ABEMAで解説を務めた船江恒平七段(39)も「いい勝負としか言えない」と言及するほど、形勢は互角のまま未知の難所を迎えている。防衛と7連覇を目指す藤井王位がタイに戻すか、王位初挑戦の伊藤二冠が連勝を飾るか。注目の有馬温泉対局2日目のゆくえに、期待は高まるばかりだ。
藤井王位、伊藤二冠の封じ手時点での残り持ち時間




