■野党だけでなく「国民への騙し打ち」水面下で進められた皇位継承議論の裏側
浜田氏は取材を重ねる中で、最も強い憤りを感じたこととして「議論の進め方」だと改めて強調する。
「こんな騙し打ちのような議論の進め方に対して本当に怒りを感じている。皇族数の確保ではなく皇位継承、特に今、男子男系を強固にしたいという一部の政治家・一部の支持団体の思いが強く反映されていると思う。そうなのであれば真正面から皇位継承の議論をするべきだ」
また、「昨年、自民党・麻生太郎氏と当時の立憲・野田佳彦氏の間で、まずは女性皇族が結婚後も皇室に残るという案が主流だった。しかし、いつの間にか旧宮家の男子の養子縁組の話にすり替わっていった」と指摘。そこには、政治の力学が大きく影響しているという。
「その理由として、これについて正副議長案に関わった人は、選挙で自民党が大勝したこと、自民党と維新が連立を組んだことが大きく、どこからか議論が違ってきていると言っている。『野党に対してのだまし打ちだけでなく、国民に対してのだまし打ち』ともいえる。結局、『女性女系天皇の可能性はなくなったってことだよね?』と今になって疑問に思っている人が多いのではないか」
その上で、浜田氏は20年前の有識者会議の成果にも立ち返るべきだと提案する。
「20年くらい前の小泉政権時に有識者会議があって、一旦女性女系天皇も認めようじゃないかと答申が出ている。それは立ち消えになったが、もう1回、あの時の有識者会議はどうだったのかも含めて、議論すべきだと思う」
(『わたしとニュース』より)
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