【FIFAワールドカップ2026】イングランド代表 1-2 アルゼンチン代表(日本時間7月16日/アトランタ・スタジアム)
【映像】「メッシの引力」に吸い寄せられたアンダーソン(実際の様子)
39歳にしてなお進化を続ける「サッカーの神」は、ボールを持っているだけで相手の守備セオリーを破壊してしまう。アルゼンチン代表のFWリオネル・メッシが見せた恐るべき“引力”に、世界中のサッカーファンが感嘆の声を上げている。
アルゼンチン代表は日本時間7月16日、FIFAワールドカップ2026の準決勝でイングランド代表と激突。55分に先制を許す苦しい展開となったが、85分と90+2分に立て続けにゴールを奪い、2-1の逆転勝利で2大会連続の決勝進出を決めた。
絶望の淵からアルゼンチンを救う2ゴールを演出したのは、いずれも絶対的エースのメッシだった。ファンの間で話題となっているトピックのひとつが、その「圧倒的な存在感」がもたらした85分の同点弾のアシストシーンだ。
右CKからのショートコーナーでMFロドリゴ・デ・パウルとワンツー気味に連携したメッシは、まずDFジュード・スペンスと1対1に。縦へ仕掛ける素振りを見せてから、マイナス方向へと鋭く切れ込んだ。この時、スペンスの後方にはFWハリー・ケインがカバーに入っていたが、さらにMFエンソ・フェルナンデスが狙う中央スペースを埋めていたはずのMFエリオット・アンダーソンまでもが、たまらずメッシへと寄ってしまったのだ。
これで事実上の「1対3」の状況を作り出したメッシは、マークが外れてフリーになったエンソ・フェルナンデスへ丁寧なグラウンダーのパスを供給。慌ててアンダーソンが戻り、後方からMFジュード・ベリンガムもタックルに飛び込んだが時すでに遅し。エンソ・フェルナンデスが豪快なミドルシュートをゴールネットに突き刺した。
全体のバランスで言えば、アンダーソンは自分のマーク(エンソ・フェルナンデス)を捨ててまで寄るべきではなかったかもしれない。しかし、右45度は左利きのメッシが最も得意とするエリアであり、そのままシュートやエリア内へのアシストを許していた可能性もあった。もしボールを持っていたのがメッシ以外の選手であれば、アンダーソンは食いつかなかった可能性が高い。まさに「メッシ」という引力が働いたことで生み出された同点弾だった。
「まさにメッシ効果。アンダーソンは引き付けられた」


