大阪の2勝、神戸の3勝で迎えた第2ステージ。第6局では古森五段がベテラン強豪の佐藤九段を破りスコアをタイに戻すが、続く第7局ではABEMAトーナメント優勝経験を持つ稲葉八段が白星を飾り、神戸が勝利に“王手”をかける。流れは完全に神戸に傾いたかと思われたが、ここから大阪が誇る新鋭が大仕事をやってのける。山下四段が稲葉八段を撃破すると、最終局では豊島九段も破る大活躍を見せ、フルセットの大激闘の末にチームを勝利へ導いた。
本番でのフィッシャー、チーム戦は今期が初経験だったという山下四段だが、自身の対局を「稲葉先生との対局も豊島先生との対局も、序盤でかなり失敗して時間も削られてしまって、苦しい中で何とかアヤをつけて逆転できてほっとしています」と回顧。プレッシャーがかかる場面でも「チーム戦ということで、一人の時よりは気楽にできた」と頼もしい姿を見せた。大阪監督の畠山鎮八段(57)は「厳しい戦いでしたけど、今日はいい方向へ出たなと思います」と安堵の表情。ポテンシャルの高い若手を集めたチーム編成について「彼らの能力が引き出せるように、一つ一つ発言やそういう能力が出す、気分良く指せるような環境を作れればと思っております」と本戦進出をかけた2位決定戦への意気込みを語った。
「山下四段の終盤力にやられた」
