■「逮捕されたから救ったとは思っていない」
今回の結末について、大友さんは「救った」とは言い切れないという立場をとる。「やるつもりはなかった可能性はゼロではない。現場に行ったけれど、最後に『もうできない』とバスで帰ったかもしれない。だから結果、逮捕されてしまったから救ったとは思っていない」と述べる。
大友さんが描いていた理想の関わり方は、じっくり時間をかけて対話を重ね、事件につながりそうなら予防的に止めていくというものだった。しかし今回はメールが届いてから逮捕まで12日間、往復8〜9回のやり取りしかできなかった。「本当ならば、時間をかけてゆっくりと予防したかった。『東京に出てきたら飯でも食おうよ』と言っていたのに。彼がどこに着地するかまでが僕の結論だと思うので、まだ始まってもいない話」と語り、逮捕された男と早く直接会って話したいという思いを繰り返し口にした。
行政や警察の限界についても言及した。「法律は人を救うが、法律が人を排除もしてしまう。自ら行政につながれないという人もいる。そうすると、おせっかいな僕みたいな人間が手を携えてやるしかない。やるしかないからやってきたし、これからもやっていく」と力を込める。
今回の通報が今後、大友さんへの相談のハードルを上げてしまうかもしれないという懸念も話題に上った。それでも大友さんは「来たら同じようにやる。僕が救う必要はないし、救っているとも思っていない。誰かがやればいい。無差別殺人をなくしたいという信念で、形が変わっていっても続けていく」と語った。逮捕された男の今後については「彼の人生は間違いなく変わった。引き金を引いたのは自分で、通報した責任がある。彼がこれからどう生きていくか。選択肢があって、それを一緒にやれるならいい。まだそれは自分一人で言っている一人よがりだから、早く会いたい」と述べた。
(『ABEMA Prime』より)

