■SNSの“キラキラ介護”に傷つく…『介護と罪悪感』に殺到した共感DM
介護における精神的な葛藤を乗り越えるためにはどうすれば良いのか。浜田氏は「誰かと話をし、思いを共有すること」が何より救いになると、自身の経験を交えて語る。
「同年代で介護に悩んでいる人たちがたくさんいる。今、『介護と罪悪感』という連載をやっているが、始めた途端にものすごい量のダイレクトメッセージが届いた。『実は私も…』『誰にも言えず、きょうだいで頑張っている』『一人で介護を頑張っている』などが続々届いた。彼女ら彼らと話をすることで、私も新しい気づきもあり、愚痴も言い合えたりした。私だけが罪悪感を持っていると思ったけど、みんなそうなんだと安心したりする。介護友達というか、その存在にすごく今、励まされている」(浜田氏、以下同)
多くの介護者が抱く「罪悪感」は、どこから生まれてくるのだろうか。
「一番辛かったのが、SNSを見ていたとき。『施設にいる母に今日会いに行ってきました』『外出して一緒にご飯を食べました』という笑顔の写真が載せてある投稿、あるいは『施設にいるお母さんを週に1回自宅に引き取って、お母さんの好きなものを作りました』と書いてある投稿が目に入り、自分を責めてしまった。私はそこまでケアできていないし、お母さんのためにこんな料理も作っていないし、仕事も忙しいし、そういう優しい気持ちにもなれない。時には口論になったりもするので。できていない自分はダメなんじゃないかという気持ちがすごく辛かった」
そうした負の感情をある編集者に吐露したところ、「みんなSNSには良いことしか書いていない。そういう人ばかりじゃないと思う。そういう“黒い”感情もちゃんと書きましょう」と背中を押され、連載を開始したところ、当事者から大きな反響が寄せられたという。
誰もが直面する可能性のある「介護」という課題。綺麗事だけでは済まないからこそ、負の感情も含めて本音を語り合い、支え合える繋がりの存在が不可欠だ。
(『わたしとニュース』より)
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