承認欲求からの脱却と、徹底した「引き算」の自己管理

――麻雀での経験が、仕事全体のメンタル管理に繋がっているんですね。タレント活動を始めた初期の頃と比べると、マインドの変化は大きいですか。
岡田:そうですね。もし昔の自分が歌手デビューしていたら、多分「絶対に売れたい」とかもっとギラギラ思っていたはずです。タレント活動を始めた10代や20代前半の入りたての頃は、もちろん「売れたい」とか「雑誌の表紙をやりたい」という欲がありました。でも、多分23〜25歳くらいの間で、そういう欲がどんどんなくなっていったんです。有名になりたい、売れたいという欲がなくなってから、逆に自然体で仕事がいただけるようになって結果的に売れるようになった。私にとってはそれが良かったのかなと思っています。
――その承認欲求が消えたきっかけは何だったのでしょうか。
岡田:年齢を重ねて落ち着いたのもありますけど、一番は「自分の努力だけでどうにかなるものでもない」と気づいたからです。いくら自分がちゃんと打っていたつもりでも、周りの影響や運の要素で勝負が変わっちゃう麻雀と同じで、芸能の仕事もその時の運や人との関係性で繋がっていくもの。だから、自分がどうこうというよりも、周りの環境や運をあまり気にしなくなりました。
――そうしたフラットなマインドを維持するためにも、日々の過密スケジュールにおける体調管理は欠かせないかと思いますが、普段はどんなケアをしていますか?
岡田:体調管理はめっちゃしてますね。本当に体調を壊すと何もできなくなっちゃう仕事なので。ビタミンサプリをいろんな種類飲んでいますし、美容点滴もしますし、ピラティスにも通っています。ただ、どちらかというとサプリとか美容よりも、摂取する「食べるもの」の方が大事かなと思っています。
――オフやプライベートはどう過ごしています?
岡田:基本的に休みの日は「遊ばない」です。そんなにアクティブな動きはしないし、そもそも出かけるのがあまり好きではないので。本当にご飯に行くとき以外は、基本的にずっと家にいますね。
――そんな家という「聖域」ではどのようにしてリフレッシュしていますか。
岡田:圧倒的にゲームしていますね。Nintendo Switchを基本的にはずっと持ち歩いています。ゲームをして、そのまま寝落ちする感じが自分にとって一番理想的で、一番心地よくて楽しい時間です。気づいたら次の日になっている、みたいな過ごし方が最高ですね。
――さて今後、「歌手」としての具体的な目標や、挑戦してみたいことはありますか。
岡田:よくスタッフさんと冗談で「Mトーナメントからの、Mステ(ミュージックステーション)の階段を下りたいね」なんて話はしています。ただ、私自身はもともと人生の目標をきっちり設定するタイプではないので、目標を立ててそこに向かうというよりは、目の前のことをしっかり精一杯やっていって、どこまで行けるか楽しみたいと思います。
――これからも気負わず、自然体で進んでいくと。
岡田:これからリリースのタイミングでミニライブなども控えているので、まずはそれがどんな感じになるのか楽しみです。あ、最後に一応言っておきますけど、欲がなくなったことイコールやる気がないわけじゃないですからね(笑)。自分が必死になりすぎちゃうと、見ている人にもそれが伝わってしまうと思うので、まずは自分がやれることを等身大で楽しんでやっていきたいです。音楽をきっかけに、女性や若い方にもっと気軽に麻雀が広まってくれたら嬉しいですね。
取材・文:東田俊介
写真:You Ishii
