19日まで開催されたWRC(世界ラリー選手権)第9戦。エストニア南部タルトゥのサービスパークを起点に行われ、トヨタのサミ・パヤリが自身初優勝を成し遂げた。同じくトヨタ期待の新星、オリバー・ソルベルグは2位に甘んじたものの、人間離れした激走でファンを魅了している。
2020年からWRCが開催されているラリー・エストニアは、全体的にハイスピードで、野原や森林に囲まれたセクションが中心のグラベル(未舗装路)ラリー。地盤が柔らかいうえに、路面上には砂が多いため滑りやすい。
今季からトヨタのレギュラードライバーとなったソルベルグは、開幕戦のモンテカルロで衝撃的なデビューを飾ったものの、その後はクラッシュやマシントラブルなどが相次ぎ、7戦を終えてひと桁順位わずか2回という苦しい結果が続いていた。
エストニアでは、最終日までパヤリとトップ争いを続けてきたソルベルグは、最終パワーステージでこれまでの鬱憤を吐き出すかのような走りを見せる。ソルベルグの後に走るパヤリが完走さえすればほぼ優勝というシチュエーションだったが、ポジティブな姿勢を崩さず、スプリットタイムを次々に更新していく。
放送席も異次元の速さに脱帽
