■休めないと思い込む女性 アスリートなら「(罰でも)100周走ってしまう」
自民党「女性と選挙PT(プロジェクトチーム)」座長の稲田朋美衆議院議員は、高市総理の投稿について「素直な気持ちを書いたと思う」と受け止める。家事をしていることが気分転換になっている可能性を指摘し、「アイロンを掛けることによって休んでいることになる人もいる」と述べた。
日本リカバリー協会理事の春木完堂氏も同様の見方を示した。「休養を7つのタイプに分けているが、脳を休める行動が非常に重要だ。例えば単純なお皿洗いや掃除機をかけるなど、あまり頭を使わずにできる作業は、ストレスから切り離されて疲労対策になるという側面もある」と説明する。ただし「もちろん家事代行を入れた方がいいと思うが、好きな家事があるのであればそれをやるべきだし、限定してやることは大事だ」とも付け加えた。
稲田氏は大臣経験者としての立場から「政治家になる前に想像していた以上に忙しい。大臣になってから家事をした覚えが全然ないぐらいてんてこまいだった。ある総理経験者が『大臣の数倍しんどい』と言っていたが、本当にハードだと思う」と語った。そのうえで「頑張ることがストレスではないと思うが、周りが止めた方がいい。限りある体力だから」と、周囲によるサポートの必要性を訴えた。
春木氏は毎年10万人規模の調査をもとに、女性の意識について言及した。「特に女性は『自分は役割があって休めない』という意識が非常に高い。男性はだいたい20%程度だが、女性は40%、出産した女性は70%ほどが『自分は休んではいけない存在だ』という意識に変わってしまう。そういう状況で普通に仕事をすると産後うつなどにつながる」と述べる。
さらに、スポーツチームのサポートに携わる立場から事例を紹介した。「女性アスリートの指導に関して言うと、試合でうまくいかなかった際に罰として『100周走れ』と言うような場面があったとして、男性の選手はサボろうとするのでなんとか走らせようとしないといけないが、女性はきっちり100周やってしまう。だからどこかでやめさせるということを指導者が意識を持っていないと壊してしまう」と語る。
ギャルタレント・あおちゃんぺはこの話を受けて「高市さんは今100周走ろうとしてしまっているのではないか。早い段階で止めないと本当に壊れてしまうと思うので、周りの人が『いいからやめろ』と無理やりでも止めるべきだ」と訴えた。
■女性のリーダーが休みやすい風潮を作るには
